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February 13, 2011
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13日放送

にて、イモトアヤコがドバイのレポートをしていましたのでその感想をすこし。





イモトが体験したもの





☆屋内スキー場の “スキー・ドバイ”
(アメリカの番組『アメージング・レース』でも今期のレースの舞台に選ばれていた場所。砂漠の真ん中でスキーやスノーボードを楽しむ人達、みんな上手でした。ドバイを含む産油国は石油資源が無くなったときのことを考えて、観光産業に力を入れているみたいです)





☆世界一の高さのビル“ブルジュ・ハリファ”
(2009年11月に発生したドバイ・ショックの影響による資金難から完成が危ぶまれるなか、ハリファ氏という王族が資金を援助し無事完成したためビルにその名が付いた。
日本と違ってエレベーターの上る速度がハンパないのでイモトはせっせと耳抜きしてました)






(一日9回、音楽付きで誰でも見られる。このときはホイットニーの『♪オールウェイズラヴユー』が流れていました。ラスベガスの噴水ショーと似ているけど、水が特に貴重な砂漠の国で無料でこれをやるなんて、維持費を考えるとラスベガスより贅沢なショーなんじゃないかと思います)





☆ドバイモールの巨大水槽
(水槽パネルの大きさは世界一。アクリル板の厚さ75センチ。日本の技術者が作ったらしい)





☆ジェットコースター
(スピードがすごい。コースに高低がさほどないのでなめてかかっているとたいへんな目にあう。イモト『体にかかるGがスゲーんだよ』とのこと)





☆ラクダレース
(昔は近隣の貧しい国の子供を親から買って来て騎手として使っていたんですが、児童虐待ということで現在は小型のロボット騎手をラクダに乗せてレースしていました。練習のときロボット騎手のムチがイモトの尻に当たってしまい、富豪大笑い)





☆富豪のお宅訪問
(一ヶ月のエサ代100万円という珍獣のペットを見学したり、普通の映画館より豪華なホームシアターを体験したり、イモトは夢心地に・・・なったのもつかのま、食事で苦手なヤギが出てしまい吐きそうになるのを必死でこらえるイモト。そしてその罰というわけでもないが、頭に肉をくくりつけて遠くにある人形まで走る、という金持ちの遊び的なイベントをやるハメに。走るイモトの後ろからは肉を狙う鳥が追ってくるのだが無事逃げ切れば25万円あげるという。『なんすか。この人権を無視した遊びは!』とのイモトのコメントに通訳の男性も笑っていたが、25万円は欲しいのであっさり参加することに。結果は鳥の勝ち。25万円はもらえず)





という感じでたいへん面白かったです(そのあとの森三中のコーナーも最高に面白かった)。
ただ少し、イモトの行動に関してなんとなくハラハラした場面もありました。








事前にチャードル(イスラムの女性が着ている全身を覆う服)を用意したのは素晴らしいです。
今回はテレビの撮影だったためすぐにお金を払ってお店を出ていましたが、高価なものでもありますし、本来であればアラブの商人との長いやりとりを通して甘い紅茶を飲みながらゆったりと購入するのが正式な買い物の仕方です。
アラブの商人は役者でもあります。『買い物』そのものを楽しませる。

とはいえ、イモトにチャードルを買わせるまでは『可愛い』『可愛い』言ってた男性店員2人が、買い終わった途端可愛いって言わなくなったのには笑いました♪





☆チャードルを着たのは良いが、イモト(女性)から富豪男性に握手を求めてしまう


チャードルを着ている女性には、男性も握手を求めてきません。
『チャードルを着ている=きちんとした女性』という認識なので、男性から女性に何かを手渡す場面でも、女性の手に触れないよう細心の注意を払って渡してくれます。
(同性同士なら、挨拶の際握手したり、親しい場合は抱擁しあったりほほにキスを交わしたりします)



★チャードルやヒジャーブ(頭にかぶる、髪を覆うスカーフ)を身につける意味

・女性の手と顔以外は家族以外の男性に見せない→必要以上に人の目にさらされて傷つけられるのを防ぐ
・女性が体の線を出さない服を着ることは、現地の人にとっては当たり前のこと。それ以外の服装(半袖Tシャツや足やおしりのラインがわかるジーンズなど)は『性に奔放な女性』をイメージさせ犯罪の引き金になるだけでなく、そういう服装の女性見たさに集まる男性が観光地にたむろするため、治安の悪化、住民の迷惑となってしまう。

イスラム教徒でなくとも、チャードルやヒジャーブ、長袖・足首まで隠れるスカート(またはゆったりしたパンツ)を身につけることは中東を訪れる場合、意味があります。

(現地に住むムスリマ以外の女性は半袖で歩いていたりしますが、彼女らが被害に遭わないのは、『身内の男性も現地に住んでいるから』です。性犯罪の被害に遭うのは、現地に親戚がいない外国人女性です。
イスラム教の国の性犯罪率は、一般に低いと言われる日本に比べてもずっと低く、ほとんど無いに等しい状態ですが、万が一という事態もありますので、旅をする方は気に留めておいたほうが良いと思います)





☆イモトが鳥と対決するとき、セーラー服に着替えてしまった

これも出来ればアラブ仕様で長袖・長い丈のスカートになっていたら良かったと思いますが、あの服装(膝丈スカート)はイモトのトレードマークなので仕方ないですね。
ヒジャーブ姿の観光客が、現地の人の見ている前で外したり着けたりしていると、適当に扱っているようで不愉快に思われるので、もしヒジャーブを着けることがあったら一人の部屋に入るまで一日中外さないのがマナーです。







15日、米CBSテレビの女性海外特派員ララ・ローガン記者がエジプトのムバラク前大統領の辞任当日にタハリール広場で取材中、群衆に襲撃され性的な暴行を受けたことを明らかにした、というニュースを見ました。
いろいろとイスラム教に対する誤解が多いように感じ、イスラムについての私の乏しい知識を総動員して日記を書いてみました。もし間違いがあったならばすみません。訂正したいと思います。



これまでも、イラク駐留中の米軍が誤って民間人を殺害してしまう、という事件は何度もありましたが、この軍にしても今回の女性記者のテレビ局にしても、事前に現地の文化や常識を学んでいれば、こうした悲劇は起こらなかったと思うのです。
アメリカ軍兵士は、アラブでは男性同士が顔を近づけて会話する、という習慣を知らず、民間人が自分に向けて顔を近づけてくる仕草を挑発行為と勘違いして発砲しています。
女性記者の詳細はわかりませんが、そこに大群衆がいなくても女性が男性のガードなしにひとりで外を歩くというのは危険な行為。
取材をさせたテレビ局の危機管理に疑問を感じます。



ニュースに寄せられた一般の人のコメントの中に『イスラム教は自爆テロ。何をするかわからない』というものがありましたが、イスラムは他殺も自殺も禁じている宗教です。
自爆テロを実行したアルカイダ系武装組織はイスラムの中でも異端中の異端です。
そして自爆テロは、第二次世界大戦中に旧日本陸海軍が特別攻撃隊で行った体当たり戦法に影響を受けていると言われています。



一部を見て、宗教全体・国民全体を危険視するのは間違いです。
既存の宗教を利用して、自分たちの思う通りに世界を変えようとする動きはどこにでもあります。
実際に現在そこで暮らしている人々の思想、行動、習慣等にしっかりと注目してゆくことが大切なのではないでしょうか。





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Last updated  February 17, 2011 05:34:22 AM
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