なんかどうしようもないここ数日・・・。近々こんな状態になるような予感はしていた。やっぱりきたか・・・という感じだ。「あたしなんかどうでもいい」などときれいごとを抜かしては自分のことばかりを考え、優先している気がする。
旦那への不信。離婚。子供のこと。親のこと。そして自分のこと。
旦那とはもうやっていく気はない。元々愛情ではなかった。カバーできないこともわかった。だからといってここで人生をやめるわけには、もういかない。あたしの天使をおいて死ぬわけにはいかない。前に進むしかない。離婚。あれば再婚も。そのためには、べびのためになることなら何でもする。
何でも・・・。べびにはあんな父親でもやっぱりあれがいいのだろうか。自分をかわいがってくれない、微笑みかけることもない、それでもあれがいいのだろうか。一緒にいることがそんなに大事だろうか。許せることも納得がいくことも、共感できることも、一つもない。
旦那とあたしの父と似ている。違うのは、父は不器用で寂しがりやなとこ。「はぁ?」と不思議な怒りがくるほど、愛情を表すのがへたくそなのだ。だけど、情には熱い。深い愛情がある。おかしな部分もあるけれど、それは「不器用」なだけ。旦那はそうではない。心がない。あたしは軽蔑している。とにかく関わりたくない。どこで何をしていようがどうでもいい。あたしとべびに関わらなければそれでいい。女がいようが、例え死のうがどうでもいい。見知らぬ土地ですれ違い、二度と会うわけもないくらい、どうでもいい存在。
それでも、べびの父親であることには違いない。これからどうしたらいいのか。兄弟も作ってあげたい。パパがほしいだろう。どうしたらいいんだろう。
例えば離婚をせず、一緒にこれからもやっていくとしても、それはどうなんだろう。べびにとって、あんな人間でもやっぱり・・・そうなんだろうか。そうなれば、あたしはこれから一生笑うことなく、べびの前で作った笑顔を見せ、べびは敏感にそれを感じとり、悩むのではないだろうか。
あたしが生まれなければおかあさんは自由になれたんだね
あたしがいなければおかあさんはお父さんから離れて、ホントの笑顔になれる?
あたしのために我慢してそんなに泣いているんだね
あたしがいなければ殴られる前に蹴られる前に、殺されそうになる前に、自由になれたのにね
あたしがいなければ・・・
そんなことを考え続けて子供時代を過ごしたものだ。べびに同じ思いをさせたくない。喧嘩しない夫婦はいないだろう。だけど、感じ取ることができるようになった頃から母に笑顔はなく、苦しみ、泣き、酒を喰らい、ロクに眠らず、働き続け、父に殴られ、蹴飛ばされ、殺されそうになる。それでも、父がいてよかったとは一度でも思ったことはない。実の父親なのはわかっている。だけど、母をあんなに苦しませるのは許せない。父なんかいらない。母の笑顔が見たい。そうずっと思っていた。
旦那は暴力は振るわないが、あたしの母の比ではないだろうが、あたしも苦しい。べびがいるのに、旦那の前では笑えない。もう少ししたら、べびも不思議がることだろう。いつかあたしが笑わないことに気付き、旦那に嫌悪感を抱き、離れたいと思っていることに気付いてしまうだろう。その時あたしはどうしたらいいんだろう。
あたしは、子供にかこつけて自分の嫌なことから逃れようとしているのだろうか。
それは自分でもわからない。
ただ、子供の幸せは親が幸せで笑っていることが一番だとあたしは思っている。自分を犠牲にして、あたしを守ってくれる親の愛情はうれしかったが、反面、重く苦しかった。自分のせいで、母は、父は幸せでないのだと、笑えないのだと、泣いているのだと思っていたからだ。
子供の笑顔がまぶしい。見ているだけで心が温まり、ほっとする。もっともっと笑顔が見たいと思う。そのためにがんばってしまうのだろう。自分を犠牲にしてでも。子供も同じなのかもしれない。あたしは親の笑顔が見たかった。笑ってほしかった。作った笑顔でなく、本当の笑顔が見たかった。親が笑うことがあたしの幸せだった。父と母がそろっているより、母の、父の、本当の笑顔が見たかった。
今、孫を見て抱いては、父と母が本当に笑っている気がする。よかった・・・。
べびはこの先何をどう考え、感じ、理解するかわからないけど、あたしはそうだった。だから離婚を本気で考えている。父親が笑わない。そのせいで母親も笑わない。そんな環境の中でべびが幸せになれるとは思えない。
やはりこれは、べびにかこつけてあたしは逃げているのか。わからない。
幼少の頃は「普通」を求め「あたりまえ」が欲しくていた。思春期には不幸を翳し同情を買う。そして同情されては「馬鹿にすんじゃねー」といきがる。いつも心は冷え切ったまま。恋をして男と女の感情を知り、父も母も「男」と「女」なのだと気付く。社会に出ればその前の「人間」という存在を知る。
これまでのあたしの人生は一体なんだったのだろうか。
誰かに何かを与えることができたのだろうか。
ここに生きている意味はあるのか。
父は、母は、あたしといてどうだったのか。
これからのあたしの人生はどうなるのだろうか。
あたしは・・・べびを幸せにできるのだろうか。
あたししかいないんだよ。
こんな母親で・・・ごめんね・・・。
必ず守る。
幸せにする。
笑顔にしてみせるからね。
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