元気力UP!

元気力UP!

2013年03月21日
XML
カテゴリ: 健康法
葉酸 ※1 ビタミンB12 ※2 が統合失調症の症状を緩和する2013.3.7, EurekAlert より:   

抗精神病薬のふく用者に、葉酸と ビタミンB1 ※3 2のサプリメントを与えることで、統合失調症の患者の症状が改善した、と言う140名の患者を対象としたアメリカマサチューセッツ総合病院の臨床試験のレポート。


患者はランダムに2群に分けられ、介入群は葉酸と ビタミン ※4 B12のサプリメント、対照群はプラセボ(偽薬)を16しゅうかんにわたって投与された。2週間ごとに症状がチェックされ、同時に血中葉酸 濃度 ※5 、ホモ システイン ※6 濃度が測定された。また葉酸代謝 酵素 ※7 遺伝子 ※8 変異 ※9 も同定された。

その結果、栄養補助食品の投与を受けた患者では、ネガティブな症状の改善が見られたものの、その結果は有意ではなかったという。ところが、 遺伝 ※10 子変異と2種類の栄 養分 ※11 の摂取量を考慮して調整すると有意差がみられた。

遺伝子変異のうちで効果に寄与していたのは、FOLH1と呼ばれる遺伝子で、機能が低い変異体をもつ患者では、葉酸の血中濃度が低くなり、その結果効用が見られなかったようだ。栄養補助食品によって血中葉酸濃度は高まり最終的にはそれ以外の変異を持つ患者と同じレベルに達したが、それが有効なききめを示すためには16しゅうかんは短すぎたようだと研究者らはコメントしている。

出典は『JAMA精神医学』 



 <用語説明>

※1 葉酸は、赤血球の形成を助ける栄養素で、胎児の正常な発育に寄与する栄養素です。


※2 ビタミンB12はコバル(Co2+)を含む、赤色の水溶性ビタミンで、動物と微生物に含まます。
体内では、コバルトに配位したシアン化物イオンの位置にアデノシンが結合し(アデノシルコバラミン、補酵素B12)としていくつかの酸化還元酵素の補酵素として機能します。
同義又は類語としてはシアノコバラミンがあります。

※3
同義又は類語としてはチアミン, サイアミン, オリザニンがあります。

※4 ビタミンは動物の成育に必要な微量栄養素で、脂質、糖、タンパク質、ミネラル以外の有機化合物。
高峰譲吉により、米ぬかから脚気を防ぐ物質としてオリザニン(ビタミンB1)が発見されたのが最初。
同義又は類語としてはビタミン類があります。

※5 濃度は溶媒中の溶質の量を、一定の尺度で表現したもの。


※6 システインはタンパク質を構成するアミノ酸の一種で、残基部分にSH基を持つためタンパク質分子中で立体構造の保持や活性部位として働くこともあります。
また、分泌タンパク質では2つのSH基が結合されてーS-S-結合を作り、タンパク質の立体構造の安定化に働く場合もあります。
略号はCys , C同義又は類語としてはシスチンがあります。

※7 酵素はタンパク質のうちで、特に生体反応についての特異的な触媒作用を有するものの総称。

※8 遺伝子は親から子に伝わり、遺伝形質を発現させる本体。
物質的にはDNA。
一つの生物を形成する遺伝子のセットをゲノムという。

※9 変異は遺伝学で、ゲノムDNA上の配列変化などにより変異体が生じる現象。

※10 遺伝はある形質が親から子へと伝搬すること。
そのもとを遺伝子といい、その総称をゲノムという。

※11 養分は生物が生きるために外部から取り入れる必要のある物質の総称。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2013年03月21日 08時47分05秒 コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: