マイプライベートBL

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遠野春日 2

遠野春日 2


書籍名:  桔梗庵の花盗人と貴族
出版社:大洋図書 シャイノベルズ
 桔梗庵の花盗人と貴族
内容:
貴族シリーズ第7弾です。

子爵家の嫡子、芦名胤人(あしなつぐと)は自尊心をつつかれ、男同士が寄り添ういかがわしい店に足を踏み入れた。待ち人は来ず、現れたのは千葉重貴。2人は互いに反感を抱いている相手であった。重貴は偶然に会った胤人をどうこうしようという考えはなかったが、言葉のやり取りから、このいかがわしい店に胤人が来たことを誰にも言わない代償を胤人の体に求めた。そのことを了承する胤人。
それから2人の関係は始まった。甘い言葉はないが、抱き合えば燃え上がる。行為もエスカレートしていく。胤人は辱めをうけるその行為を次第に受け入れていったが、心は素直になれない。それは重貴も同じであった。

感想:
重貴はちょいキチクです。胤人に器具使用。もうちょっといろいろ使って欲しかったような気もするけど、私は器具はあまり好きではないのでちょうどよかったのかな。
意地っ張り2人の接近物語は、遠野さんの十八番になってますね。今回も、肉体関係が先行して、恋愛感情は後からついてくる展開です。砂漠と花嫁よりも、今回の方が私好みです。
それに初エッチでヨロヨロになって、その後は相手に怯えるって、こういうのも好きなんですよね。怯えてるのに抱く、とかね。

理解できなかったのは、胤人が黄昏亭に来る羽目に陥った理由。
ポーカーに負けた胤人が楢崎の言葉に自尊心をくすぐられたため、とのことですが、私は貴族ではないので「何でそれだけで?」と思ったし、慇懃にかわしてもよかったと思うけれど、それでは話になんないもんね。
それと興味本位で胤人に近づき、あれよあれよいう間に胤人を閨に引きづりこんだ重貴の気持ちも、こういう展開がないと2人の恋は始まらないとわかってはいるものの、ちょっと理解できませんでした。
器具使用は遠野さんにしたら珍しいですね。山藍さんほどグレートではなかったけど、胤人の可愛さ倍増計画、成功でした。

胤人の別れの言葉に無反応な重貴ですが、本当はものすごーくショックを受けてたんですね。いやぁ、嬉しかったです。はい。ざまーみろと、胤人は喜びませんが、やっぱりきちんと自分の気持ちを表現しなかった重貴が悪いと思います。

優の存在は気になりました。彼はいいなぁ。優が主人公のお話を読んでみたい。彼は誰が好きなんだろう?誌上にはない人物でしょうが・・・

絵が雪舟薫さんでした。しっとりとした感じで主人公達の動きのインスピレーションをいただきました。キスシーンの絵とかいいですね。古い時代のような感じの小説だったので、今市子さんの絵もきっとピッタリだろうなぁ。

表題がちょっとヘンかなって思いました。「貴族」を入れないといけないようなので、こんなになっちゃたんだろうけど、なーんかしっくりこないです。

あとがきで遠野さんが、「貴族シリーズ内、初の続編を出していただける予定」と書かれていました。何だろう?!うわっ・・・ワクワク。
香港がいいな。たしなみの威彦と馨のもいいなぁ・・・でも、今回の桔梗庵も捨てがたいし。

評価:B
エッチ度  ☆☆☆☆☆
感動度   ☆☆☆★★
ワクワク度 ☆☆☆★★

書籍名: Black or White
出版社:ビブロス 
Black or White
内容:
仁科千晶は、寡黙な社長である高藤俊一の秘書である。私的には山崎雄二という恋人もあり、小さな幸せを感じていた。しかし突然に、千晶は孤島の別荘に拉致監禁される。監禁したのは社長である俊一。その私設秘書である長峰に調教されるように扱われ混乱する千晶。全ては俊一の命令なのだ。横暴に振舞う俊一に反抗心を抱きながらも、監禁最後の夜、俊一との熱い夜を共にする。
東京に帰ってきて、長峰に俊一の取った行動の真実を教えられ千晶は愕然とする。千晶には集団で強姦された過去があった。その首謀者はなんと雄二であり、そこを救ったのが俊一だったのだ。しかも、恋人であるはずの千晶との情交をネットで一部有料で公開しているという雄二の真実を、千晶は知るのだった。

感想:
どっかで読んだなーと思ったら、小説b-Boyで読んだのでした。前回の時も思ったのですが、今回も、主人公の千晶がイヤだったよぉ。これって、女性でもいいような気がする。好きになれない。守られてばっかりで、能動的にはならない。一緒にいても、好きになれないタイプだ・・・(-O-)

調教は面白かったです。遠野さんの作品では珍しいな。けっこう痛そうだった。もっとビシバシよかったかも。でも、あんまりSMチックが強烈になると、好きじゃないので、そこの加減が難しい。

一番よかったのは俊一です。彼は好きです。一途に千晶だけを好きなんだもん。しかし、最後らへんで言った愛のセリフは、本気で言うとなればかなり赤面ものだわ。気障というか・・・
だけど、彼の正義感はよかった。絵も俊一のイメージにピッタリだし。
なんで千晶を調教しようと思ったのかな?自分でするのならまだしも、長峰任せ。千晶を従順にするためでしょうが、嫌われるとは・・・思わないか。Mっ気があれば好きになれるかな・・・?

今回はすごく内容をあれこれ手直しされたそうですが、遠野さんには悪いけど、あんまり好きな作品ではなかったです・・・

評価:C
エッチ度  ☆☆☆★★
感動度   ☆☆★★★
ワクワク度 ☆☆★★★

書籍名: エゴイストの純愛
出版社:ビブロス スラッシュノベルズ
エゴイストの純愛
内容:
大手企業の広報担当でグループ会長の孫でもある松八重(まつばえ)大介はやり手である分、傲慢でもある。プロデューサーなどは大手スポンサーということもあって、大介にお追従捲くし立てる。
ある日、大介は、人気が低迷している俳優・安池のマネージャーである花本行彦を知り、その美しく澄んだ瞳に心ざわめく。そして、あるドラマに安池を起用するという餌をちらつかせ、純粋無垢な行彦を征服するが・・・

感想:
この本、雑誌ですでに読んでいた。忘れてた・・・
さすが遠野さん、優雅な人物をかかせるとピカイチだと思う。行彦も大介も下品ではない。お上品。優雅、お上品で男性を愛することに葛藤は少ない。エッチすれば何が何でも拒否、はないように思う。彼女の作品のほとんどはBLの王道だけど、今回は群を抜いてその傾向が強いと思った。木原さんの作品を読んだ直後だっただけに、その印象が強かった。

行彦は大介に一目ぼれされた挙句、強引にエッチを強要される。さすがに彼にも葛藤はあるけど、結局は大介を愛する、という流れがあまりにも普通すぎだと思った。文章力はあるので読んでてイヤな感じは全くない。むしろ、初エッチ後自宅で嘔吐は胸がキュンとした。緊張から解かれた気持ちがよくわかる。
行彦が行動的、能動的でないので、いささかボヨヨンとしたお坊ちゃんイメージなのだ。そして大介にしてもやり手だとは思うのだけれど、行彦に振り回されて、なんだかなぁ、と思った。それは、このお話の後日談である「エゴイストの焦燥」になると顕著になった。
行彦の大学時代の先輩が大介の従兄弟で、彼もまた行彦を狙ってる、というお話。無自覚な行彦の行動で大介がアセアセするのだけど、そういうこともアリとは思うけど、BL独特の恋愛事情展開だなぁ。
行彦と大介は最終的にはくっつくことが決まっていて、それまでのお口汚し的な第3者登場に思えて仕方なかった。だって大介のライバル・近見龍一があまりにも潔く行彦を諦めるんだもん。

なんだかけなしてる?私・・・
そんなつもりはなかったんだけど。大介×行彦の初エッチは好きだよ。

評価:C
エッチ度  ☆☆☆★★
感動度   ☆★★★★
ワクワク度 ☆★★★★




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