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2004年01月15日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
毎朝読む新聞の第二社会面にここ一週間ばかり 連載されている記事がある。

医療ミスを認めず、隠そう隠そうとする一部の?医療に携わる方々の体質が依然変わっていないことに あきれてしまう。
こんなことが身の回りで起きていることに怖さを感じてしまう。
そして、一人の親として、一人の人間として大きな憤りを感じています。
下記には昨日の記事を載せましたが、その続きとなる本日の内容には 新たな怒りとご両親の無念さに対して、お掛けする言葉が見つかりません。涙して読んでしまいます。
本当に残念なことです。

ここから。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

信濃毎日新聞1月14日号掲載記事から


15歳の命はなぜ失われたか⑦

その日は、母親の須山はるみさん(45)が、自らのかかり付けの病院で診察を受ける日だった。二男の泰敬(やすひろ)君の脳膿瘍(のうよう)の全摘手術翌日の昨年九月四日のことだ。
 はるみさんは四年前に腫瘍(しゅよう)ができてすい臓を摘出しており、本来、すい臓が分泌するインシュリンを注射しないと食事ができない。病院からもらったインシュリンはなくなりつつあり、この日、自宅のある上田市から車で約一時間かかる市外の病院に行く必要があった。
 出発前、はるみさんと父親の定雄さん(55)が国立長野病院(上田市)のICU(集中治療室)へ泰敬君の様子を見に行くと、泰敬君は眠っていた。はるみさんは「顔色がよくない」と思ったが、寝顔を見て安心した。その時、ICUの看護師が近づいて言った。「先生からお話があります」
   □   □
 ICUの隅には、前日泰敬君を執刀した脳外科の医師がいた。「実は綿(血液吸収綿)の忘れ物がありまして…。もう一度手術します」。淡々とした口調だった。
 はるみさんは驚いたが、医師の態度が普通だったので、「大したことではないのかもしれない」と思った。定雄さんが聞いた。「これはミスなんですか」。定雄さんの記憶によれば、医師は「ミスといえば、ミスかもしれません」と答えた。
 医師は続けた。「開頭手術をしたばかりで、頭骨が固まっていない。だから、綿を取るのは早い方がいい。きょうの午後に手術をします。(はるみさんの)診察があるようなので、早く行ってきてください」。説明は五分ほどで終わった。
 はるみさんのかかり付けの病院に向かう車の中で、二人は無言だった。「医療ミスが増えていることは知っていたけれど、まさか自分の子どもに起きるなんて」「(再手術の)危険性の説明もなかったけれど、大丈夫なのか」―。頭の中をいろいろな思いが駆け巡っていた。
 はるみさんを診察したかかり付け医が聞いた。「急にやせたけれど、どうしたの」。この言葉を聞いた途端、はるみさんが心の中に押しとどめていた感情があふれ出た。涙がどんどん出て、泰敬君が手術を受けたこと、その時、綿の取り残しがあったこと、これから再手術になることを一気に話した。
 医師の表情が変わった。はるみさんが、これまで見たことがない、こわばった顔だった。「あってはならないことだ」。医師はそう言うと、診察室から電話をかけ始めた。そして、はるみさんや、診察を待っていた他の患者を残して診察室を飛び出し、どこかに消えた。
 しばらくして戻ってくると、待合室の定雄さんに「こちらの病院で泰敬君を受け入れることができます。すぐに連れて来てもいいです」と早口に告げた。定雄さんは「長野病院の医師は簡単そうに言ったのに…。やっぱり大変なことが起きたんだ」と実感した。不安が高まった。

 二人は長野病院に急いだ。気持ちは焦っていた。病院の近くまで来た午後三時前、定雄さんの携帯電話が鳴った。「三時十五分から手術を始めます」。長野病院の看護師だった。定雄さんは「ちょっと待って。あと少しで着くから」。「間に合わなくても先に手術を始めます」。電話はここで切れた。はるみさんの担当医が「泰敬君を受け入れる」と言った言葉を振り返る余裕は、二人にはなかった。

ここまで
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

本日の記事は明日載せます。





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最終更新日  2004年01月15日 08時45分56秒
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