翠 の 風

翠 の 風

2004年12月21日
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カテゴリ: 今日読み終えた本
「中国行きのスロウ・ボート」村上春樹

著者:村上春樹
発行:中公文庫
読みやすさ:3/5
おすすめ度:4/5

 村上春樹さんの作品は、非常に哲学的というか形而上学的とい
うか、あらゆるものにひそむ真理を突こうとしているかと思えば、感
情のおもむくままに動く登場人物がいたり、突拍子もない設定や登
場人物(人物かどうかわからないものまで)が出てきます。一気に

ちょっときつい時があります。
 しかし、その展開や表現に分け入ると、結局引っ張り込まれてし
まいます。降りる駅のアナウンスがあってもギリギリまで読んでしま
います。
 この本は、7つの短編が一冊の文庫本になっていますが、短い中
に長編に匹敵するような、濃縮された世界がぎっしり詰まっています。
600円という値段は、とてもお買い得といえるでしょう。
 私はこの中でも「午後の最後の芝生」が好きです。淡々とした主
人公と淡々とした日常の中に、強烈なアクセントと余韻を残してくれ
ました。





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Last updated  2005年04月03日 20時57分11秒
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