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武蔵野118

武蔵野118

October 6, 2005
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テーマ: 思うこと(1)
カテゴリ: 雑記
うちの会社は,数年前から裁量労働制度を導入した。
正社員40名弱,パート社員10名強。
会社規模は,中の小ぐらい。

裁量労働制度には「企画型」と「専門型」の2種類があり,
うちはすべて「企画型」でスタート。
対象は社員全員。

導入目的は,時間管理からの脱却。
自己の裁量で業務を効率的に行い,
時間を有効活用すること。


うち1時間分は残業時間と見做して,
「裁量労働手当」という名目で超過勤務手当を支給している。

それプラス個別の社員の実労働時間を集計して,
年間平均残業時間を算出し,
その時間分の金額も「裁量労働手当」に上乗せ。

うちの場合は基本的に,
始業・就業時間は,9時から17時30分までとし,
昼休みも12時から13時までの一斉休憩。

裁量労働制においても,
過重労働防止等の観点から,事業主側に労働時間把握義務がある。
遅刻・早退の概念はないが,就労日に出社しなければ欠勤となり,





この裁量労働制度下でのうちの会社の現状は,

遅刻・早退の概念は無くとも,
現実的には,始業9時から終業17時30分までは,
就業していなければならない。


結局,制度導入前と変わらず残業時間を稼ぐ社員多し。

昇給時に,評価がUPして基本給があがっても,
残業時間減=裁量労働手当DOWN=年収減
という現象が起こり,社員に不満が顕れる。

朝礼後から始まって,目に余るくらいの
日中の喫煙コミュニケーションタイム多し。

日中仕事せず,終業時間前からのエンジン稼動者多し。

終業時間後から,アルコールタイムで居残る者多し。
これ週に1度は必ずと言っても過言で無し。

これに声をあげて疑問を唱える管理職,不在。



労基法が矛盾しているのか,
裁量労働制の下でも,結局時間管理からは逃れられない。

この制度の改善・改革には,
制度どうこうと言うよりも,

経営者・管理職・社員,彼ら自身の,我々自身の,
意識改革なくして改善・改革無し。

いくら立派な制度を作ったところで,
運用者や運用対象者に,
それを適用するに相応しい意識・モラル・能力がなければ,
ただのお飾りで終わるだけ。

自己管理能力意識が低い集団に,
裁量労働制度なんて不必要だよ。
そんな集団・擬似組織にしたの,今のおエライさん?

裁量って,ただ単に好き勝手にやることじゃないよ。





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Last updated  October 6, 2005 09:55:41 PM
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