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北 博典

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坂東太郎G @ チャンプルーの舞台(04/27) 「石垣の塩」に、上記の内容について記載…
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2010年01月20日
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林 敏之の楽苦美(ラグビー)ブログ  http://t-hayashi.at.webry.info/


「おふくろの話」


正月に故郷徳島に帰省しました。

本州と徳島とは橋でつながり、仕事も時々あるもので徳島の実家には年に何度かは帰っています。両親共に健在で、家に帰るとおふくろが、いつもいろんなものを作ってくれます。正月に帰った時にはお節料理がたくさんありました。あれを食べろこれを食べろと言うもので、いつもついつい食べ過ぎてしまいます。ご飯のお代わりもちょっとでいいよと言っても、いつも大盛りで返ってきます。正月のお雑煮も、おかわりをする時に汁だけ入れてと言っても、また具がたくさん入ってきます。

神戸に帰る1月4日の朝食、正月気分は抜けておせち料理は出てきませんでしたが、鮭や卵焼き、ハムなどが食卓にたくさん並んでいました。遊びに来ていた先輩と一緒に朝食を全て食べ終えると、お袋が「いちごを食べる?」と。「いらないよ、もう食べられないよ」と言っても気に入らないのか返事をしません。冷蔵庫を開けていちごのパックを取り出しました。食べないのも申し訳ないので私は「1個だけもらうわ」、先輩は「もう食べられません。0個でお願いします」と。

おふくろはいちごのヘタを取って洗い出したが、なかなか終わりません。「1個でいといったのに何してるんだろう?」「1つだけ洗えばいいのに何してるんだろう」と思っていると、なぜか皿にいちごが3つずつ乗って出てきました。「要らないって言ってるのに何で出すの?」とがめる口調で質問をすると「まあええでぇー」と一言。

1つだけ食べて、「何で人が言ってることを聞かないの?」「要らないって言ってるのに!」そんなことを思いながら神戸に帰りました。

正月が明けて会社の大先輩達に、「うちのおふくろ頑固なんですよ。人の言うこと全く聞かないんですよ」といちごの笑い話をしました。「おふくろ何を考えてるんでしょうね?」と言うと、「亡くなったら解るんとちがいますか?」「林さんうらやましいですわ」と言われました。

途端に涙がこみ上げてきました。



人の言うことも聞かずに、無視をして無理やりいちごを出す、そんな人はこの世の中にたった1人しかいません。

亡くなってしまった時にこそ、おふくろの思いがわかるんだろうな!とそんな事を思った年の初めでした。






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Last updated  2010年01月20日 20時08分24秒
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