PR

×

Calendar

Profile

北 博典

北 博典

Comments

坂東太郎G @ チャンプルーの舞台(04/27) 「石垣の塩」に、上記の内容について記載…
くーる31 @ 相互リンク 突然のコメント、失礼いたします。 私は…
2014年06月24日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 いまだ記憶に新しい前回の南アフリカ大会。6月24日の20時30分、日本はルステンブルグのロイヤル・バフォケン・スタジアムにおいて、デンマークとの重要な一戦に臨んだ。このグループリーグ最終戦は、決勝トーナメント進出を賭けた大一番だったからだ。

 予選突破後のテストマッチでは不振を極めて非難と怒号を浴び、「ベスト4」を目標に掲げれば嘲笑を受けてきた。それが、大会直前で岡田武史監督がチームの方向性を大きく転換させたことで、視界を覆っていた深い霧が一気に払われた。第1戦でカメルーンを手玉に取って1-0の勝利を飾り(サミュエル・エトーは「日本は運良く点が取れただけ」と強がったが)、第2戦はオランダに0-1で敗れたものの、強豪を大いに苦しめた日本。デンマークとの対決を前に、大きな自信を掴んでいた。

「勝ってグループリーグを突破する」という意思を、4-2-3-1というこれまでとは違うフォーメーションに込めて、選手をピッチに送り出した岡田監督だったが、慣れないシステムで守備陣形に狂いが生じ、序盤はデンマークの攻勢を許してしまう。すると岡田監督は、10分過ぎにはシステムをこれまでの4-3-3に戻すことを指示。この素早い決断が、チームに落ち着きを取り戻させた。

 ここからデンマーク陣内に侵攻した日本は、17分に最初の歓喜の瞬間を迎える。右サイド、かなり距離のある位置から、本田圭佑が得意のブレ球でFKを直接決めたのだ。「弾道もGKの動きもイメージ通り。入る時は入るもんだな」と背番号18が振り返った一撃で、日本は精神的にも有利に立った。

 反撃に出たデンマークを、巧みに、そしてときに強引に止めると、30分には再び追加点を挙げる。ゴール正面のFK、今度は遠藤保仁が壁の上を超えるカーブをかけたキックでGKトーマス・セーレンセンを破ったのだ。前半で2点のリードは、日本にとって非常に大きかった。

 焦りの見え始めたデンマークが単調なパワープレーに走ると、日本は楽になった。放り込まれるボールを最終ラインの田中マルクス闘莉王や中澤佑二が跳ね返し、こぼれ球を拾った阿部勇樹や長谷部誠が新たな攻撃を組み立てていく。

 81分に長谷部がダニエル・アッガーを倒してPKを与えてしまった場面では、GK川島永嗣がヨン・ダール・トマソンのキックを止める。そのこぼれ球を詰められたものの、川島の気迫は失点した日本の選手たちに下を向かせなかった。動じない日本は6分後、本田の鮮やかなフェイントから岡崎慎司がダメ押しの3点目を決め、完勝を飾ったのだった。

「選手たちは自分で判断し、パワープレーにも対処していた。ここまでできるようになっていたとは、嬉しい驚きだ」と岡田監督が喜ぶ一方で、殊勲の本田は「もっと喜べるのかなと思ったけど、そうでもない」と冷静なコメント。頼もしい選手たちは勝利を喜びながらも、その視線はすでに決勝トーナメントに向けられていた。

 チームに関わる全ての人間がなすべきことを完遂して目的を成し遂げた、この夜の日本。これまでで、最も頼もしくもあり、誇らしい姿でもあった。










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014年06月24日 13時11分13秒
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: