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新たな「学歴差別」
<人事担当者「いや、あそこの大学は遠慮します。毎年会社説明会に来てくれるんですが、ちょっとね……」>(本文より)
新卒採用の会社説明会に一流大学の学生が参加できるのに、偏差値の低い大学の学生だと「満席」を理由に申し込めない──学生を大学名でふるいにかける「学歴フィルター」の存在がたびたび就活生から指摘され、ネットで炎上している。
都市伝説のように語られる「学歴フィルター」は確かに存在する。
20年以上にわたって、就活業界で学生の指導にあたってきた著者がその実態を明らかにする。
主な内容
■「学歴フィルター」はこんな場面で使われている!
■企業はなぜ「学歴フィルター」を使うのか?
■大企業の56%が設定する「ターゲット大学」
■リクルーター制度も大復活
■そもそも「大学の偏差値」と「優秀な人材」には関係があるのか?
■「高学歴は努力の結果」は本当か?
■偏差値が低い大学から「学歴フィルター」を乗り越えた学生は何をしたのか?
「学歴フィルター」の具体例を紹介し、その社会的な問題点を指摘、対策も紹介する、初の解説書。
【編集担当からのおすすめ情報】
非正規雇用が増えた現在、学生たちにとって就職活動は「一億総中流」と言われた時代に比べて遥かにシビアになっています。
正社員になれるかどうか、大手企業に入社できるかどうかによって、生涯収入は大きく変わり、人生が左右されると言っても過言ではありません。
そんな中、新卒採用試験や面接の前に、大学名だけで門前払いされる学生たちがいます。
なぜそのような差別がまかり通っているのか、著者は徹底的に分析します。
同時に、事実をありのままに伝えた上で、中堅大学、低選抜大学の学生たちには、「学歴フィルター」を乗り越える術を伝えます。
これまで「学歴フィルター」について深く論じた本はありませんでした。初の解説書にして決定版です!
新卒採用の会社説明会に一流大学の学生が参加できるのに、偏差値の低い大学の学生だと「満席」を理由に申し込めない―そんな採用試験や面接の前に企業が学生を大学名でふるいにかける「学歴フィルター」がたびたびネットで炎上している。多様な人材を確保するために企業は「学歴不問、人物重視」を謳うことが多いが、実はひっそりと「学歴重視」に回帰しているのだ。20年以上にわたり、就活業界で学生の指導にあたってきた著者が学歴フィルターの実態に迫る。
福島/直樹1966年、長野県生まれ。就職コンサルタント。上智大学文学部卒業後、大手広告会社勤務を経て、93年より就職に関わる執筆、講演活動、学生の就職支援を行う。企業の採用では戦略立案、選考なども担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)