いっちゃんのギター談義

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2005年09月13日
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カテゴリ: ギター


以前、このモデルの話しを書いた ところ、もっと詳しくとのご依頼がありましたので、改めてここに掲載いたします。
このギターは、1970年代の後半、Lシリーズのオーダーメイドモデルとして、テリー中本氏プロデュースの元、数年間制作されたものの中のL52というモデルのボディサイズを変更したものです。

このギターを注文する前に、イギリスのテレビ番組で、P・サイモンが
このモデルをもって、当時ベストセラーとなった「時の流れに」の中から、ギターをびしびし鳴らしながら出演していました。
「ええ音するなー」という印象でした。

P・サイモンモデルとL-52との区別がつかなかった私は(笑)
店の方に、これP・サイモンモデルだよねと聞いたところ、「P・サイモンモデルは、ボディが小さいと思います」とのことでした。
「ポールと同じモデルはないんですか?」と熱く迫りました。
すると、しばらくしてから、店のえらいさんが出てきて、「お値段が上がりますが、特注の特注で制作いたします。」とのことでした。

私のギターが完成してから、しばらくして、このLカスタムは終了しました。

しばらくしてショップから、カスタムの展示企画があり、私のギターも提供しましたが、P・サイモンモデルは、やはり私のだけでした。
なんか、特別なものを手に入れたという優越感(笑)があったなあ。

このモデルの注文者はほとんどが、P・サイモンのデザインに忠実にということの様でしたが、私は更に注文を入れました。
まず、あこがれでありました、エバリーモデルのように、フレットに星を入れること、貝の装飾は私の好みで決めましたが、結局P・サイモンも同じでした。(心がつながっているのかな)
そして、糸巻きはグローバーゴールドでお願いしました。

制作工場からは数回電話がありました。一番最初は中本さんでした。
ギター全体のデザインの基本方針を尋ねられました。そして、「フレットに星を入れるなら、ブリッジにもいれるべきだ」とおっしゃいました。
そして、グローバーゴールドについては、デザイン的なこと、チューニングの精度、など、このモデルには使いたくないと、はっきりおっしゃいました。
後、何を話したかよく覚えていませんが、当時の私はテリー中本さんなんて知りませんから、中本さんという職人さんとしか思いませんでしたから。




それから半年後、完成しました。うれしかった。

それにも増してすばらしいと思ったのはヤマハ独自のチューン0マチックでしたが、音は、ギブソンのチューン0とは全く違い、固定型のようにしっかりと鳴ります。
そして、ピッチの狂いが皆無。1~6弦まで、ハーモニックス一発できちんと合います。
ネックはかなり重いです。今日まで約30年間、弦を緩めたことはありませんが、ネックの反りはなく、まっすぐのまま。
私のギターの中で、弦を張りっぱなしで、まったく反らないのは、このギターと、マーチンD-45だけです。




トップは、弦を張りっぱなしですから、ブリッジ下がほんとに若干膨れ気味ですが、他は波打ち、クラック、ウエザーチェックは兆候もありません。


★ナットからブリッジまでの長さは、Lが66センチ、ハミバが63センチ、Dー45が65センチ

★ボディの厚みは、エンドピン側で、Lが11.8センチ(ハミバと同じ)D-45が12.2センチ
サウンドホール上あたりで、Lが10.8センチ、ハミバが10.4センチ、D-45が10.6センチ

★ボディのサイズは、ブリッジ付近の最大のところで、Lが40.5(ハミバと同じ)D-45が39.5センチ
サウンドホールあたりのくびれたところで、Lが23センチ、ハミバが28.3センチ、D-45が27センチ
サウンドホールより上が、Lが29センチ、ハミバが30センチ、D-45が29センチ
(上記はいずれもかなりイイカゲンに計っています)

へー、以外にLって大きいんですね。それよりも、マーチンD-45って、割と小さいんだなあ。(ハミバはでかい)




塗装は、見た目まったくの黒ですが、ステージでスポットが正面から当たる時、ワインレッドに見えます。

音ですが、リードを弾けば、フェンダーストラトキャスターのよう、ピッキングは、ワイングラスコンクリートの上で割ったような(笑)、ギブソンにもマーチンにも属さない、勿論ヤマハの音でもない。
(FGの赤、緑ラベル所有してましたが)

あくまでも繊細な切れるような高音、伸びのある中音。逆に残念ながら、チューン0マチックに見られる、ふくよかな低音はありません。

マイクのりは抜群ですから、録音、ライブで使うギターとしては適したタイプでしょう。P・サイモンが録音やライブで華やかにプレイすることをコンセプトに作られたものでしょう。

最後に、このギターの最大の問題点は、持っている人が少ないこと。だから、ギブソンやマーチンのように、多くの方と語り合うということが出来ない。
この特殊モデルで無ければ、当時のカスタムモデルは多くの方が買っているはずなので、そんなファンサイトも存在するかもしれないが、やはりギブソンやマーチンのように、メジャーではない。

こうなれば、一発、私が作るか!作るとしたら
ああ!Lカスタム、生涯一Lカスタム、I LOVE L custom、瀬戸のLカスタムの部屋、Lカスタムと愉快な仲間たち、カナリーLカスタムええやん、あちこちLカスタムどっち、カスタムの森、やりたいLカスタムいっぱい、縁側のLカス、Lカスタムのお気に入り、陽気にLカスタムと生きよう、Lカスタムの交差点、Lカスタムどす、Lカスタムギター日記、ココロ開くまでLカスタム弾かんやろ!やっぱ・・・・・・・お後がよろしいようで。





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最終更新日  2005年09月13日 21時26分38秒
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