はっかいさんの俳句
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安曇野の空の大きさ鬼やんまそれあれで通ずる夫婦百日紅吐き切って吸ふや腹まで今朝の秋三号炉墓の芯まで晩夏光帰り得ぬ浪江は今や秋の中虹かけていよいよ広き秋に入る 唐韓に利休の香り金木犀故里の坂上の雲秋館悠久の白磁に蒼し秋の草宋李朝出合いの書籍秋館良寛の天地の余白子らの秋時雨虹かかりいよよ我家へ帰りゆく 宋よりの香りを利休枯れ朝顔塀越しに溢れてゆかし萩の花萩覗く坂の上なる根津館あの頃は根津の館は萩屋敷 秋天や一会を紡ぐ妻のをり旅の床秋思の果ての眠り哉秋天へ機内まるごと命なり時累々明治は遠し金木犀秋館出れば道を救急車雲間月十三階の旅寝かな 秋天へ御嶽怒る秋津島上京やぶらり谷中へ墓参り薬屋の八卦の婆と秋惜しむ弾痕の穴から覗く無事の秋松本着胸いつぱいに秋を吸ふ幾地異をくぐりし壷や萩の花碗の罅秋思利休に至らざる秋水をそそげば碗のなほ円か 柿簾かなしき円筒線量計産土の神の御座すや神の留守枯れ草の絡む自転車浪江役場初冠雪時止まりたる浪江町
2014.10.21
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