わたしのブログ

わたしのブログ

PR

Profile

はまちゃん5006

はまちゃん5006

Calendar

Comments

夏ノ介@ Re:偽りのいのち ご訪問ありがとうございます。 良かったら…
夏ノ介@ Re:かぐや姫へのメッセージ ご訪問ありがとうございます。 良かったら…
mkd5569 @ Re:青少年に想う(02/28) 夜のブログ更新おつかれさまです。 もう…

Freepage List

2008.02.27
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
100-CIMG0011_CIMG0011.JPG



   初恋の人の名前は恵子さんといいました。

   お下げ髪の良く似合うかわいい少女でした

   五十年経った今でも、その頃の顔がはっきりと思い浮かびます

   クラスの人気者で、男の子の憧れの的でした

   特にこれといって自慢できるものもない私は、話をする機会も少なく

   いつも遠くから見ていることぐらいしか出来ませんでした



   ところがある日、

   クラスの席替えで偶然にも、彼女と席を並べることになりました



   しかし、しばらくすると、彼女は私にはほとんど関心のないことが

   わかりました

   やはり、彼女の関心は勉強の良く出来る子や運動の好く出来る

   子の方に向いていました


   私は奮起しました

   何とかして自分のほうに目を向けてもらおうと、

   嫌な勉強も、親がびっくりするくらい毎日懸命に頑張りました

   学期末になって通信簿をもらう時、先生からみんなの前で

  「一番頑張ったのははまちゃんだ、良く頑張った」とほめてもらいました

   そんなことがあってから、彼女とは急に話も出来るようになり、

   彼女の目も私に注目されるようになりました



   クラスの中でも注目の的になっていました


   しかし、今から考えても男とは誠に身勝手なもので、中学生になって

   ほかの小学校の生徒も一緒になると、彼女だけでなく、勉強も運動も

   出来る魅力的な女の子が何人もいることに目が行くようになりました

   私が生徒会の副会長、生徒会長に選ばれて有頂天になっていた



   薄れてしまっていました


   それから45年くらいの月日が流れました

   幼稚園の先生をしていたこと、結婚して神戸のほうで暮らしていること

   を聞いたことはあるのですが、今までに何回もあった同窓会にも

   彼女の顔は一度も見ることはありませんでした

   60歳の定年に手が届くようになって、時々こどもの頃を懐かしく

   思い起こすことがありますが、そのたびに彼女に今一度会ってみたい

   と思う気持ちが強くなります


   今なら「私が今あるのはあなたのおかげなんですよ」と素直な気持ちで

   感謝の言葉が言えそうな気がします

   しかし、当の彼女はそれを聞いても笑ってしまうかも知れませんが





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.02.27 06:36:08
コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: