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2006年03月25日
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カテゴリ: 着物ミニ知識
よく呉服屋さんの売り文句で「作家物」という言葉を聞きますが、どうなのでしょう?というご質問がありましたので「作家物」「デザイナー物」などについてお話します。

「作家物」というのは、人間国宝、無形文化財などに指定されたり、長年続いた工房、伝統工芸を引き継ぎ作品展などを通して賞を受賞したりして、名前を出している方の作品です。
生地、顔料などからご自分で選び、ご自分でデザインして、ご自分で描いている、あるいは大物の方であればお弟子さんがいらして、選ばれたお弟子さんがその作家の方と同じ手法で作成しているが、基本の構想や指導はあくまでも作家の先生がなさっていて、その方の名前で出している着物です。
ほとんどが手作りで、納得された物だけを世に出しているので、B反、大量生産などは有り得ないと考えられます。価格も一般の着物のようにそう手頃な価格という事はないでしょう。伝統の世界ですので、あまり若い方で「作家」というタイトルがつく事もありません。もし、聞いた事の無いお名前で、本当に作家?と思うような場合は、何歳くらいの方で、どのようなご経歴の方か、お聞きしてみると良いと思います。和服の世界では存じ上げない作家の方でも、書道家や墨絵、刺繍などで著名な方が、着物の制作を手がけられたりデザインされたりということもございます。こういった他の分野の方の作品も大変趣がございますので、勉強になりますね。
中には、人間が作る物ですから誰かがデザインしたり、描いたりしているわけですから、「作家」と自称すれば「作家」である事に間違いは無く、独自に工房などをお持ちでなくても「作家物」という場合もあるようです。「新進の作家物」などと言われる事もあります。
普通の手書き友禅などと称しているよりも、「作家物」と言ったほうが販売する側も購入する側も、特別な物という気持ちになるので、「作家」という言葉を多く使う場合もあるという事です。

デザイナー物というのは、ファッションデザイナー、インテリアデザイナー、フラワーデザイナーなど、他の分野の方が色や図柄を指定したり、実際にデザインしたりしている着物を指すようです。この場合は、手作りというよりはメーカーと提携して生産している場合が多く、デザイナーさんが直接技法を使って描いているのでは無い場合が多いです。素材も洗える着物、浴衣から訪問着、振袖まで様々な物がございます。小物もトータルしてデザインしている事も多いので、同じデザイナーの物で揃えるという楽しみもあります。
今まで和装の世界には無かった色や図柄があったりする事もあるので、斬新な物をとお考えの方は、デザイナー物というのも面白いと思います。
他に女優さんやモデルさんで今までは着る立場の方が、自分で着たい着物などをデザインした着物というのもございます。中でも女優の岩下志麻さんは、ご自分でデザインした着物をお召しになっていて有名ですが、流石にいつも良くお似合いです。若いタレントさんもデザインしている方が多いので、若い方などはご自分の好きな方、憧れの方のデザインした物を着るという方も多いようです。


最近では、手書き、手染めでなくても、図柄の型を作る職人さんも減少傾向にあるようなので、特にお名前がなくても非常に細かい繊細な着物などは大事にしていただきたいと思います。

心の中で「いつかこういう着物が似合うような素敵な女性になりたいなあ。」と思い描く事は、ご自身の成長にもつながりますし、目標や夢がある事は何の世界でも楽しみです。より多くの着物を見て、目利きになるように、そしてご自分に似合う、目的に合った着物を探せるようになる事が大切な事ではないでしょうか。

群馬県高崎市飯塚町1766
花がたみ着付教室
電話027-361-5696


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最終更新日  2009年12月01日 23時22分51秒
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