楽しみのかけら

楽しみのかけら

Aug 4, 2007
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こどものころ、夕ごはんになるのを待ちながら、
居間のカーテンにくるまっていることがよくあった。
母親は、台所で支度をしてる。
父もまだ帰らず、姉も別の部屋で宿題をこなしている時間帯。
自分をかまってくれる人は誰もいない。
と言っても、いじけたりとか、さみしくてそんな行動に出たわけではない。
ただ単に、一人遊びをしていただけ。

カーテンにくるまって、体を数回その中ですばやく回転させる。
次に、カーテンのねじれを戻すように、今度は逆向きにくるくるっと回る。

今いる部屋は、カーテンのなかで回転する前とは違う世界!
と思いこんじゃうのだ。
一つ一つ部屋の中を見回しては、台所にいるお母さんも、本棚も、
テレビで天気予報を伝えるおじさんも、似てるけど別のもの。
どうしよう!知らない世界に来ちゃったよう。
なんて、アホ全開の空想に身を置いて、どきどきするのだ。
そのくせ、
でも大丈夫。もう一度、カーテンの中でくるくるすれば戻れるから。
なんて逃げ道を用意してあるのだ。

たいていは、食事の支度ができて、母親に呼ばれれば終わってしまうパターン。
くるくると回っているうちに平衡感覚が狂ってしまい、軽くふらつく状態が、


このときの記憶は妙に残っているけれど、いったい何歳くらいだったんだろう。
小学校に上がる前後?
少なくとも、テレビのチャンネルをまだ回して変えていたような時代の話。

こんな空想しながら一人遊びをしていたの、私だけでしょうか?
いやいや、こどもの頃のことだもの、形をかえて誰しもあったと思うんだけどなあ。





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Last updated  Aug 4, 2007 11:10:33 PM
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