楽しみのかけら

楽しみのかけら

Aug 24, 2007
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カテゴリ: 花あしらい
アレンジメント教室が終わったあと、実家に立ち寄った。
出来上がった作品を玄関に置かせてもらっていると、
午後になり西日が強くなってきた。
通りかかった母が、少しでも日を避けようと、
移動しようとしてくれたのだけれど・・。
「あれっ?!なにこれ?造花?」
とつぶやく声が聞こえてしまった。

この時期、生花は暑さであっという間に傷むため、
私の通ってる教室では、造花をもちいることが多い。

を用いて、竹の器に調えてあったのだ。

よくよく見れば作り物であることが、きちんと分かる。
けれど、野の花を見慣れている母をして、
そのつくりに一瞬はだまされたわけだ。
それほど「らしく」作られていることが、証明されたといっていいのだろう。

実は、父は造花が嫌いらしい。
幼い頃、伸縮性のある紙で造花を作るのが手芸としてはやったことがある。
(全国的か、私の住んでいた地域に限ったことなのかはさだかでない。)
母も近所の奥さん達と習おうとしたけれど、
「いつまでも枯れない花なんて、俺はいやだなあ、嘘みたいじゃないか。」
という一言で、行くのをやめたらしい。

美しいかもしれないけれど、生きている美しさはそこにはない。

そういうものに、きっぱりノーを宣言したのが、
いかにも父らしくはあるけれど。
なにしろ、定年となって第二の人生を歩みだすのに、
森林インストラクターという、植物の物知り博士みたいな資格を取るところから、


実は私も個人的には、造花を用いるのは好きではない。
けれど、摘み取ってすぐに息絶えてしまうことを知っていて、
わざわざこの時期に用いることもないだろう。
まあ、お稽古と割り切って、しばらくは目の保養を楽しみましょう。
実際かなり、「らしく」見えるしね。





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Last updated  Aug 24, 2007 10:46:48 PM
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