楽しみのかけら

楽しみのかけら

Sep 14, 2008
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図書館で借りる本は、本当にたくさんの人が手に取るものだ。
まさに「手垢がついた」という表現をしてもいいと思う。
実際に長い年月貸し出された本は、薄汚れているものだってある。
なんとなく、その図書館のにおいというか、カビのにおいというか、
独特のにおいも滲みついている。
潔癖症の人だと、それがイヤと感じることもあるかもしれないけれど、
私にとってはそれらも魅力ではある。
みんなが読みたくて借りたのだから、その本の勲章のような気がして。
(意図的にマーキングしたり、書き込みをした人間に対しては、


この前借りた本は、いろいろなお菓子や料理のレシピが、
素適な挿絵とともに紹介されていた。
自宅に戻って本を開くと、ふっと鼻先に甘いかおりがする。
においではなく、かおり。
それは、ミントのようなココナツのような・・。
これを見ながら調理ををした人が何人も何人もいて、
そのうち、甘いかおりが滲みついてしまったのだろうか。

長いこと図書館で本を借りてきたけれど、こんなことは始めてだ。
本の後ろには、初版時の日付しか記されていない。
1998年12月
読んで楽しんで、かたわらに置きながら調理して、

と、思いをはせるのも悪くない。

うーん、でも今回はお腹がつかえて、私にはレシピを試す余裕が、
ないかもしれない。
読んで楽しむだけにとどまりそうです。

新品の、紙の端で手が切れるほどの本もインクのにおいがして魅力的。







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Last updated  Sep 14, 2008 10:00:51 PM
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