楽しみのかけら

楽しみのかけら

Jun 8, 2011
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カテゴリ: 庭仕事
何年か前、花の展覧会に出かけたときのこと。
ようこさんのお母さまが出展されていた。
彼女のお母さまは、私の習っていた生け花の流派の教える立場の方。
作品は、それは見事に一つの空間を切り取っていた、
と記憶している。

そのときに使われてた花材の一つが
どくだみ。
それはいつも目にする花弁が4枚のどくだみではなく、
小さなそれが幾重にも重なったタイプのもの。


となにかでお知らせしたら、次にようこさんにお会いしたときに、
苗をくださった。

けれども苗を手渡しながら、
花びらが八重というだけで、普通のどくだみと変わらない繁殖力だからね。
(つまりははびこり過ぎないように気をつけて・・・。)
と念押しされた。

ははぁ、なるほど。
どくだみが増えだしたら止まらないことは、我が家の庭でも実証済み。
どちらかといえば、普通のどくだみと混ざってしまうのを避けるために、
私は鉢にわざわざ植えておいた。
いただき物だから丁重に、という意識も働いたのかもしれない。


けれども、子どもが産まれてから水遣りすらもままならない日が続いた。
すると、植えたはずの鉢からその特別などくだみは消えてしまった。
鉢植えにしたのが、かえって災いしたのかもしれない。
地植えにしておけば、勝手にふえていっただろうに。

そのどくだみに限らず、手入れしきれずに絶えてしまった草花は、

泣けるほどではないにしろ、なんとなくその植物達に対して、
後ろめたい気持ちになってしまう。

ところがつい先日、ジャングル化しつつある庭の草取りをしていたら、
(さすがに最近では、全く庭仕事ができないことはなくなりました。)
鉢のあった場所に、あの可愛い八重の白花が二つ!
あぁ!よかった!!絶えてしまわなかったんだ!!!

こういう復活劇は、どくだみの生命力の為せるワザなのでしょう。
なんちゃってガーデーナーとしては、嬉しい限りです。
いや、もうジャングル化しつつある庭、ということ自体、
なんちゃってガーデーナーである証なんだけれど。


今朝、そのとき開催された同じ花の展覧会の広告が、
新聞の一面を使って掲載されていた。
出展者の氏名の中に、ようこさんのお母さまのお名前を見つける。


あれから何度、季節が巡ったのだろう。
同じような時期に花を咲かせる自然の営みと、
人との縁の不思議さを感じるできごとでした。

花の展覧会、イタズラ盛りの娘同伴では到底行けませんね。
まあ、またいつか行けるでしょう。





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Last updated  Jun 9, 2011 12:19:06 AM
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