PAGE ONE

2007/10/26
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カテゴリ: つぶやき




<ボクサーの筋肉って無駄がなくっていいなぁ>

今日の9時6分から会見をやっていた。
こんな日に6分も遅刻してくるなんて
どうかしているとは思うが
相手は20歳になったばかりの子どもである。
まぁその点は大目に見るとして・・
会見の内容はなかなかどうして
亀田家で一番まともに話が出来るやつが出てきたな。
といった感じ。

父親が出てこなかった点で
マスコミから散々聞かれていたが
返って好印象となったのは
ひとえに亀田興毅の人柄によるものだろう。

さて、私がもらい泣きしそうになったのは
父親への思いを聞かれて
「世界一の父親」と涙を浮かべながらも言い切った
息子の父親に対する情に
感動してしまったからである。
イマドキどれだけの息子が
世界一の父親なんて言ってくれるだろうか?
そう思うと、この父子の暮らしぶりが伺えて
なんとも切なくなってしまった。

前々から亀田家の子育ては
ある意味すごいと思っていた。
あんなやんちゃな息子三人である。
下手すれば悪いグループに入って
警察も手を焼くような人間に育ってしまうところだろう。
それをボクシングで王座をとるという夢をもたせ、
亀田家という枠組みの中に納めて
しっかり育ててきた点は素晴らしいと思う。
普通の父親が息子にかける時間の
何倍何十倍の時間をかけてきたことだろう。
「子どものために生きなければならないの?私の人生は?」などと
「私は、私は」の主張が強い親が多くなってきた昨今。
この父親の子に対する愛情は素直に評価されていいと思う。

ではこの父子のなにが問題だったのか?
最大の問題は閉鎖的過ぎる暮らしにあると思う。
一から十まで父親がやるということで
周りのアドバイスを受け付けない状態になってしまっていた。
悪役としてのパフォーマンスも自分たちだけで考えて
盛り上げるために行ってきたようだが・・
こういった演出こそ素人には難しいと思う。
プロのアドバイスを受けたほうが良かったのではないか?
面白さを通りこして不愉快にしてしまっては台無しだろう。
それから父親は対戦相手についても一人で決めていたようだが
本気で息子を育てたいのなら
ジムに相談するべきだったと思う。ジム以外でもいい、
とにかく冷静に実力を判断してくれる誰かがいなかったから
今回のように「あまりにも違う実力」に
親子でパニクってしまい、
前代未聞の失態を繰り広げてしまうことになってしまったのだろう。

ただ、いくらパニクってしまったといっても
内藤選手に対する反則は断罪されるべき行為である。
下手をすれば選手生命どころか人間としての未来さえ
奪いかねない行動だった。このことは真に反省すべきだろう。
彼らはボクシングをルールのあるスポーツとして教えてもらっていないようだが
閉鎖的な家庭で父親に「勝つためなら何でもやれ」と
言われ続ければ、こんな選手に育っても仕方がないだろう。

今回のことは本当にいい機会だと思う。
新しい指導者の下、スポーツとしてのボクシングを学び
自分たちの等身大の力を見つめなおし、
本格的なボクサーとしてぜひ生まれ変わってほしい。。








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Last updated  2007/10/30 04:23:50 PM
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