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2016.05.30
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カテゴリ: 家族
 昨日は長男の小学校最後の運動会だった。
近年この時期でも晴れればかなり暑い。
しかし天気は曇りで、時々雨がパラつくような状況。
助かった。
毎年暑くて熱中症だろうと言われるような状態になっている。
それでもやはり見たいと思うのだ。

本部テントの敬老席に行くこともできるが、その周りは凄い人だかりになり、とてもじゃないが途中で抜けることができそうにない。
なので例年通り観客席の一番端っこに車椅子席を確保してもらった。
当然日陰がなく帽子と薄いパーカーで限りなく露出を避けるしかない。

車で休憩する時間が多く取れる。


 開会式が始まり、今どきの頼りない体操で締めくくる。
いつ見ても、

終わってる…しかしそれも時代か…

と感じざるを得ない。
そう感じるたびに、小学校時代は体育の授業でやたらとラジオ体操を練習させられたことを思い出す。


 出番の最初は100メートル走。
今年はようやく6年間で最もやる気を出している。
少年サッカーをやっているし、走ることが嫌いではない彼だが、スタートは良いが中盤から後半にかけての伸びが足りない。
必死になればなるほど走るフォームが悪くなるのが原因。

パン!


もう一度スタートラインに並ぶ様子を見ていると、気合の入り方がよくわかる。

パン!

ダッと駆け出し、すぐにコーナー。
小学校の100メートル走だから直線でコース取りをしていないし、スタートしてスピードを上げるタイミングで、このコーナーをいかに駆け抜けるかが勝負を左右する。
調子の良い走りで、コーナーの終わり頃ではトップを走っていた。


このまま逃げ切れるのか…がんばれー!

と期待するが、じわじわと差を詰められて2人に抜かれ、4位の子が近づいてくるがギリギリ3位でゴール。
ほっとしたけど、やっぱりって感じもする。
だけど本人はかなり満足したそうだ。
6年生になりサッカー部員の多くが一緒のクラスになり、大体みんな確実に1位か2位になるから、自分だけ3位以内に入れなかったらやばかったって。
そういったことをあまり気にしていないような姿を日々見せるが、色々と考えているんだなぁと。
だったらもっと本気で練習しろよと思うが、子供のやる気に合わせた手を差し伸べ方をする子育てだから、気がなければ仕方がない。
今のうちに失敗や悔しい思いを経験することが大切だし。


 やはり1番の盛り上がりはクラス対抗リレー。
これまでに運動会の練習で他のクラスと勝負をしてきたが、足の速い子が揃っていて、1周差をつけれるほどだと話していた。
まぁ本番ではそうはいかんよ。
そんな話もしていたのだが、確かにスタートしてリードはするがそう大きな差が開くわけでもない。
2位とは半周ほどか。

やはりリレーは面白い。
バトンを落とし、それで差が一気に縮まった。
だけどまだトップ。
じわりじわりと差を広げ、やはり平均して速い子の多いのがわかる。
そして終盤に差し掛かった頃長男の出番が来た。

どの親も思うことだろう。
バトンパスを失敗することなく走り終えてくれと。

しかしこのレース最大の見せ場が来た。
長男がバトンを受け取る時に、まだ握っていないのに相手の子が手を離したそうだ。

グラウンドを跳ねるバトン。
その横を走り抜ける他のクラスの子。
湧き上がる歓声。
すぐに追いかけても、半分がカーブになっている小学校のコースで、2人を抜き返すことなんてまずできない。

少し差を縮めたが、後は仲間を信じるしかない。
その差は期待通り縮まり、あと数人のところで順位を上げていく。
そしてとうとうトップに返り咲く。
そしてそのまま差を広げてゴール。

ようやくホッとできた。
この6年間ワクワクしてリレーを見てきたが、今回が1番ドキドキした。
だけどやっぱりリレーは楽しいな。


 最後は組体操。
これも世の中では色々と問題になっているらしい。
小学校でも、これが最後の組体操になるだろうと噂が飛び交っているらしい。
しかし誰もが言う。
1番感動すると。
なくなったら寂しいな。

今回の大技は聖火とピラミッドの2つだけ。
長男はどちらも土台の部分。

聖火は上に立つ子が肩に乗るので、土台は最も重要な部分。
立つ子を支えるために周りに多くの子がいるから、その姿は隠れて見えなくなる。
そんな1番しんどいポジションだけど、誰でもできない役割なので、与えられた仕事に誇りを持っている。
踏ん張った足の指が肩に食い込んでくるから結構痛いと言ってたけど、俺だからできると笑顔だった。

6段ピラミッドは最前列の1番下。
小さな石が手のひらや膝に食い込んで、とても痛いと日々話していた。
もちろん組体操も経験してきたから、その痛みは理解できる。
それでもその場所で自分が頑張るから、みんなと一緒にピラミッドを作り上げることができると嬉しそうだった。
弱かったらピラミッドのメンバーになれないと。
最前列だから写真を撮るときにしっかりと写る。
それもあってとてもやる気になっている様子。
それはそれでこっちも嬉しいけど。

大技が2つなので、途中の盛り上がりが少し欠けているような気はするが、それでもやはり子供たちの気持ちが伝わってくる。
聖火はたった1人の上に立つ子が、周りの子に放り上げられるように仰向けから一気に起こされる。
躊躇すれば失敗する。
脚や体がグニャッと曲がれば失敗する。
垂直に起き上がったところでピタリと止まらなくてはならない。
後ろへ倒れる時も直立の姿勢を維持しなくてはならない。
怖さが全くないわけじゃないだろう。
仲間を信じてやるしかない。

ピラミッドもそうだろう。
本人たちは意識していないかもしれないが、チームワークがなければあんなものできるはずがない。
たとえできたとしても、そこに感動はないだろう。

仲間と何かを成し遂げる。
敵として戦っていたクラスの子達とも協力して1つの目標を成し遂げる。
本人たちはまだあまり分かっていないかもしれないが、そんな意味もあると思う。

2つのピラミッドは見事成功。
今日1番の拍手がわき起こる。
フィナーレの演技が始まる頃には、どの子もいい笑顔をしている。
やはり組体操は他の競技と違った感動がある。
ありがとう。


 運動会がスタートしてしばらくは最下位だったけど、走る競技が多かったり、他学年の子の頑張りもあって大逆転で優勝。
おめでとう!







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最終更新日  2016.07.23 18:18:48
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