はにわきみこの「解毒生活」

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2006.06.06
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テーマ: 子宮内膜症(2)
カテゴリ: 子宮内膜症
パブロカザルス/バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)


卵巣同士が子宮の裏側で絡み合い、そこに腸も巻き込んだ「凍結骨盤」という状態だったという。MRIではこれら癒着の情報を確認することはできない。お腹を切って初めて中がどうなっているかわかるのだ。子宮の外壁にも2センチサイズの筋腫ができていたという。
実は大変な手術だったのだが、S部長は、難しい症例ほど腕の見せ所だと燃えるタイプ。本当にありがたい。

一年前の今日、私は全身麻酔から目が覚めて「ああ、生きて戻ってきたな」と思ったのだ。
全身麻酔で意識を失うのって、「死」の状態に近づいている、と思う。そこから無事に帰ってきたのだと。

K病院では、手術室に入場するとき、患者の好みの音楽CDを流してくれる。
何にしようか迷ったあげく、彼に頼んで パブロカザルス/バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲) を買ってきてもらった。選んだ曲は「1番」だ。
白い光が満ちた手術室の中、ギ~コギコギコギコ… と音楽が流れる。ストレッチャーで運ばれながら、私は、少々後悔していた。いい曲なのだが、このエコー状態で聞くと「これからのこぎりで身体を切られるような気がするなあ」と。


その日に手術したのは「絶対に忘れられない日」になってよかった。






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最終更新日  2006.06.07 09:44:21
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