風に吹かれて

風に吹かれて

2012.08.17
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カテゴリ: 日々の暮らし 
真夏の昼下がりはけだるくて。セミの鳴き声とプールで遊ぶ子供たちの声のほかは街はシーンと静かで。汗がじっとりと浮いてきて何にもする気持ちになれなくて。

これといった趣味もなくやりたいこともなくてありあまる時間をどう過ごそうかと思いつつダラダラと過ごしていて情けない。
子育てや仕事や介護などもっともっと時間があればいいのにと思っている人たちもいるというのに時間が有り余るなんてもったいない生き方だなぁと思う。やることないので本を読む。

8月に読んだ本。

「蛍川・泥の川」宮本輝
「さがしもの」角田光代
「きよしこ」重松清
「快楽としての読書 海外編」丸谷才一(途中で投げ出した!(^^)!)

思いこみや勘違いをしていることが沢山あって。宮本輝さんは昔の人で故人だと思っていたら一昨年の毎日新聞に「三十光年の星たち」が連載されて、「あれ?生きてたんだ!」って!(^^)!。人をみる目が優しくて暖かくて、それで宮本さんのほかの本も読んでみようと思いつつ今になって読んでみた。「蛍河」も「泥の川」も哀しくてせつなくて胸がつまる。

重松さんのは今年の新聞の日曜版で「獅子王」が連載されて。日曜日が待ちどおしくハラハラしながら読んだ。7月30日で終わった。ハラハラしなくて良かったんだと読み終えて思った。重松さんはいつも結末が優しいのだ。その原点を「きよしこ」の中に見つけた。6年生のお別れ会にお芝居をすることになって担任の石橋先生がお芝居を重松さんに書くように言った。石橋先生は一つだけリクエストした「最後を悲しい終わり方にはするなよ。お芝居というか、嘘っこのお話は、途中がどげん悲しゅうても、最後の最後で元気がでんといけんのじゃ。そげんせんと、なんのために嘘っこをするかわからんじゃろ」
本を読むときは後書きから読むのだけど「きよしこ」には後書きも解説もなかった。どうしてだろう?と思ったけれど読み終えてわかった。これは小説ではなくて、嘘っこのお話ではなくて重松さんが吃音の少年にご自分のお話をしたものだった。最後に少年に語りかけていた「いつか―――いつでもいい、いつか。君の話も聞かせてくれないか。ゆっくりと話してくれればいい。君の話す最初の言葉がどんなにつっかえても、ぼくはそれを、僕の心の扉を叩くノックの音だと思って、君のお話が始まるのをじっと待つことにするから。」涙をぽたぽた落としながら読んだ。ずっと泣けなかった。あの震災のときも泣けなかった。あぁ、わたしにも涙が残っていたのだと少し安心した。
今日、録画しておいたNHKの「日本人は何を考えてきたのか」を見た。重松さんが柳田国男の足取りをたどった震災後の東北を取材した番組。重松さんが涙をしておられる場面もあって。娘はいま岩手にボランティアに行っている。この録画をいつか見せたいな。

今読んでいるのは「キリスト教と笑い」宮田光雄
聖書ってしかめっ面して読むんだと思ってた(*^_^*)







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Last updated  2012.08.17 15:40:14
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Comments

obasan2010 @ Re[1]:PCステレオスピーカー(04/13) もず0017さん >あ、FMVだ!(笑) >…
obasan2010 @ Re[1]:PCステレオスピーカー(04/13) ふかごろうさん >よさそうな、ステレオス…
もず0017 @ Re:PCステレオスピーカー(04/13) あ、FMVだ!(笑) 色もうちの奥さんの…
ふかごろう@ Re:PCステレオスピーカー(04/13) よさそうな、ステレオスピーカーですね。 …
obasan @ Re[1]:PCステレオスピーカー(04/13) ceciさん ありがとうございます。 ポ…

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