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トモゾーの幼稚園の参観日がありました。初めての参観日。お部屋で出席を取り、朝の会を済ませてから園庭で体操。その後園の裏山を使っての忍者修行。これが結構ハードで、床下をくぐったり、階段を飛び降りたり、崖を登ったり・・・。山から戻り、仁王様の前で集合し、そのまま解散、となったのだけれど、ここでプチ事件。修行が終わると、ごほうびに「忍者秘伝の元気が出る薬」を頂くのです。帰りのご挨拶をし、私のところへやってきたトモゾーに「秘伝の薬、食べた?」と聞くと、「ううん、僕もらってないから」との返事。どうしてもらわなかったのか聞こうとしたところで、クラスの補助の先生がいらっしゃったのでご挨拶。先生が「お母さん、秘伝の薬、どうぞ」と私にくれたので「じゃあ、うちの子、もらわなかったみたいだから・・・」とトモゾーに渡そうとすると、「いらない」「どうして?」「いいの、僕いらないから」先生が「ゴメンね、先生、あげ忘れちゃったのかな?」ともうひとつ袋から出して渡そうとするけれど、それも固辞。「それじゃお母さんに預けておくからおうちに持って帰ってお父さんに上げようか」と私が手のひらにそれを受け取ると「いや!おとうさんにはあげない!」と私の手を叩き、手のひらのそれは地面に転がり落ちた。「食べ物を大切にしない子は○?×?」私の怖い顔を見るまでもなく、顔を真っ赤にして涙をポロポロ流すトモゾー。楽しかった参観日の最期に泣かせてしまったことに少し心は痛んだけれど、トモゾーの態度がまったく理解できなかったし、食べ物を粗末に扱ったことは絶対に許してはいけないこと。少し困惑した様子の先生に申し訳ないと思いつつトモゾーとその場で話をすることにした。「いらないっていってるのに秘伝の薬をしつこくあげようとしたことはお母さんが悪かったね。ごめんね。だけど食べ物を地面に落としたり、理由も言わないで人を叩いたり先生やお母さんを困らせるのは良くないと思うよ。どうして怒るのか理由を教えて。そして二人とも一緒にごめんなさいして仲直りしよう。」何も言わずただ泣いているトモゾー。「今はごめんなさい言えないよね、トモゾー君は一本筋の通らないことは絶対に許せない子だもんね。何かちゃんと理由があるんだよね。」という先生のフォローもあり、とりあえずその場を収め、帰路に着く。ママチャリに乗って、園をあとにし、大通りから路地に入ったところで、トモゾーがポツリ、と「やっぱり忍者のお薬、もらえばよかったな・・・・」自転車を止め、私はポケットから、さっきトモゾーが私の手から叩き落とした忍者の薬を取り出し、「本当は落としたものを食べちゃいけないけど、これは特別ね!」とトモゾーの口に入れた。「・・・・・甘くっておいしい!」自転車をこぐ私の背中にトモゾーの真っ赤なほっぺとにっこり笑顔。帰り道のコンビニでパンと牛乳を買って近所の公園で遅いランチにする。「・・・トモゾー、どうして忍者の薬、いらないって言ったの?」と聞いてみると、こんな答えが返ってきた。「だってね、忍者のお薬は噛んだらいけないんだよ。お口の中でなくなるまでずっといれとかないとダメなんだよ。トモくん、すぐに噛んじゃうから、もらわない方がいいと思ったの。」トモゾーは飴を口に入れるとすぐにカリカリ噛んで食べる癖がある。じっくりと口の中でなめ続ける方が、噛んで食べる子より虫歯になる率が高いということもあり、私はあめをなめて食べるように、と言ったことはなかった。でもこの「忍者秘伝の元気が出るあめ」は最期まで噛まずになめ続けることが忍者修行の最期のひとつということになっている。出来ないかもしれないから、やめておこう・・・・消極的だが慎重派の彼らしい。やっぱり彼には彼なりのちゃんとした理由があったのだ。「そうかぁ・・・・。」そう言うだけで精一杯だった。私達大人が考えている以上に子供は子供なりに常にいろんなことを考えたり観察したりしている。もっともっと私達は言葉にして子供と話をする必要があるようだ。「じゃあいただきますしようか。」パンを手渡すとトモゾーは少し困った顔をして私に口を開けてみせた。小さくなった忍者秘伝の元気が出る薬がまだ舌の上に乗っていた。☆・・・ところでその秘伝の薬の正体は「氷砂糖」今回は元気が出る薬というより、トモゾーの心の中を覗くことのできる薬となりました。
2005/05/31
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トモゾーが幼稚園に入園し、なんだかんだで毎週のように幼稚園に出向く用があり、つくづく自由の利く仕事でよかった、と思っています。先週は親子遠足、今秋はPTA総会、来週はファミリー参観、その次は給食試食会・・・といった具合。まだあまり顔見知りのお母さんが少ないので、どうも落ち着かないというか、居場所がない感じです。今のところ、園生活はとても楽しいようで、毎日毎日刺激的な日々を過ごしている模様。保育内容も私は満足しているし、とりあえず良かった良かった。そうそう、先日の遠足で思ったこと。やっぱり似たもの同士というか、トモゾーが仲良くしている子は似たような感じの子が多い気がする。類は友を呼ぶんだね、きっと。
2005/05/21
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