白馬八方尾根こぶラ!ラインこぶ一筋!モーグル滑走コブ研究会

白馬八方尾根こぶラ!ラインこぶ一筋!モーグル滑走コブ研究会

2016.08.06
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モーグル的「こぶ」滑走時の姿勢の考え方


「八方尾根こぶラ」は前シーズン白馬エリアに定期滞在することができました。
夢の白馬定期滞在ですが、毎日「こぶ」滑走は体力的に厳く、それでも週に5日程度「こぶ」滑走を楽しめました。
週休2日とはいえ連日近く「こぶ」を滑走していると、たまに見知らぬ方から、レストハウスやゲレンデで声をかけられます。

そしてある日、「こぶ」滑走中に質問を受けました。


「こぶ」滑走時は「カカト」加重が良いのか?

さて、今回は「こぶ」滑走中に、ゲレンデで声を掛けてくださった方から、いただいた質問について考えてみたいと思います。

質問の内容は、~その滑り方は「カカト」加重か?~なんです。

それは「ラインこぶ」滑走中に、一息付こうと停止した直度、見知らぬ方が近寄ってきて、前置きなく「その滑り方は『カカト』?」と問いかけてきたのでした。
当初、「カカト」という「ワード」も考え方も知りませんでした。でも、何となく「こぶ」滑走中にバランスを崩し後傾になり「カカト」に加重することが良くありますので、そういう考え方で滑る事もあるのか?と少々疑問を抱きながらも、意味は何となく理解できたので、少々お話しをさせていただきました。

当然、「カカト」か?の問いかけに「八方尾根こぶラ」は、「いえ、前です!思い切り前!!」とお応えしました。

この思い切り「前」というのは精神論かもしれません。昔からスキーは「前傾」!!と死ぬほど耳にしました。でも「こぶ」斜面に限らず、ホントは中央加重が良いのではないか?と感じてはいます。
ただし、中央加重では、バランスを崩さないことが必須です。ですから無理せず滑走可能な「こぶ」斜面やフラット斜面などでは、中央加重が適しているでしょう。でも、やや厳しい「ラインこぶ」にチャレンジしているときなど、常にバランスを保つことが難しい滑走時は、前加重となる前傾姿勢を保ったほうが滑走姿勢が安定すると考えています。

もちろん滑走姿勢で、後傾は絶対NGです。斜面によっては後傾のままでも滑走を続けられますが、気づかないうちにドコかでリカバリーしているハズです。
たとえば、やや後傾で滑走を続け、ターンをするあるいは、何かを避けるといった操作をする場合、一瞬遅れるか、モったりとしたターンになってしまい、クイックな切替えがしにくいハズです。その一瞬の遅れやモタつきのときに、カラダのどこかで前~中央に!とリカバリーしているのだと思います。

しばらく、「カカト」に関する質問や、「こぶ」滑走の考え方や、多少滑り方のレクチャーを交えてのお話しをして、その方とは別れました。




「こぶ」滑走時の姿勢は前傾必須!

今回は、「カカト」加重が後傾かどうか?ではなく、前傾と後傾でバランスを崩したときの状態を検証してみます。

さて、なぜ「八方尾根こぶラ」が「前傾」をオススメするか?なのですが、「カカト」加重あるいは後傾の場合、滑走時のバランスを少し崩すだけでヒヤリとすることが、前傾滑走より多くなります。
前傾姿勢の前加重であれば、何とかリカバリーできても、「前に乗れていない」後傾気味での滑走時はラインオフせざるを得ないというシーンが多発します。

もっと言えば、前加重~中央加重での滑走中にバランスをチョコチョコ崩すと、上体が遅れ、それが重なるとリカバリーが間に合わず後傾気味になり、その後傾気味の時にバランスを崩してしまうと、更に後傾になってラインオフ!というメカニズムなのでしょう。



たとえば、滑走中にバランスを崩して上体が遅れ、場合によっては、スキー板がフォールラインを向いたまま「ヒヤリ」ということもあります。そのとき、上体の遅れ具合によってはリカバリーがキビしくなり結構アセる場合があります。
リカバリーが厳しいかどうか?は、バランスを崩す前の姿勢が、前加重から中央加重の範囲か、中央加重から後加重なのか?がポイントだと考えられます。

イラストは姿勢別に、ちょいバランスを崩しスキー板がフォールラインを向いた状況を、描いてみました。
スキー板の斜度は、判りやすくするために、ちょいオーバーですが何となくこんなときってありますよね?


後傾時バランスを崩してヒヤリ!は ★★★ 3スター

このイラストは、やや後傾で滑走中にバランスを崩した状態です。

滑走中にウワァッつ!っとぉ~~!!とバランスを崩し、スキー板がフォールラインを向いた場合のイメージです。
リカバリーにより、何とかコラえますが、ちょっと厳しいかもしれないイラストです。

後傾滑走時のミスやエラーは、更に上体が遅れてしまいリカバリーが難しくなる

すでに上体が遅れた後傾滑走は、不安定要素を抱えて滑っているのです。


イラストはリカバリーが厳しそうな、チョイとヒヤリなイメージです。後傾気味で滑走していてバランスを崩すと、こんな感じになりそうです。
このイラストのイメージですと、場合によってはリカバリーが出来ず、ラインオフや転倒のリスクがあるかもしれません。

後傾気味で滑走を続けていると、少しバランスを崩しただけで、このように上体が遅れる場合があります。でも、前傾を維持していると容易にリカバリーできるハズです。


前傾時のミスによるヒヤリは ★ 1スター

次のイラストは、前傾時にバランスを崩した状態です。

前傾時バランスを崩し、スキー板がフォールラインを向いた場合のイメージです。ですが、この程度なら緊迫感は無さそうです。
というより、このイラストの状態ですと、特にバランスを崩した直後をイメージできないかもしれません。
ですので、上図3スターの、やや後傾気味で、フォールラインを向いたときと比較すると雲泥の差で、充分リカバリー出来る状態といえます。

前傾姿勢での多少のミスは、上体の遅れが少ないのでリカバリーし易い

滑走時の意識としては、エラーやミスの対処しやすい前傾姿勢が必須です。

前加重の前傾滑走時にバランスを崩しても、上体の遅れが許容範囲なことが多く、比較的リカバリーがし易いと思われます。仮にスキー板がフォールラインを向いてしまった場合でも、グググッつつ~と粘れば、ラインオフせずに、何とかなる場合が多いのではないでしょうか?
たぶん、前傾時に上体が遅れたとしても、中立くらいで踏ん張っていることが多いのだろうと思います。
だから、比較的平然と?リカバリーできるのではないでしょうか??


余談~前傾姿勢は精神論?!

前傾!といっていますが、たぶん、意識として「前傾」なんだと思います。精神論かも知れません。極端な例ですが、「こぶ」上級レベルのスキーヤーなら、バランスを崩すようなミスがほとんど無いワケで、その場合は、滑走姿勢を中央加重にしているのが、一番安定した滑走フォームなんだと思われます。

ですが、「八方尾根こぶラ」を筆頭とする「こぶ」中級レベルまでのスキーヤーの場合、自身の「こぶ」滑走レベルアップのため、いつもより厳しい深い「こぶ」や急斜面「こぶ」など、多少無理をして果敢にチャレンジすることが多く、そんなヤヤ無理した滑走時に、チョイとうっかりでバランスを崩すことが頻発します。
そのとき、もし「こぶ」上級レベルのスキーヤーの理想ポジションである、中央加重で滑走を続けると、うっかりミスや操作の遅れなどにより、徐々に上体が遅れてしまい、リカバリーが間に合わなくなるかも知れません。

なので、中央加重が理想的なポジションではあっても、ベストなフォームであるとは言えません。「こぶ」中級レベルまでのスキーヤーであれば、前傾をより強く意識したフォームでの「こぶ」滑走が「八方尾根こぶラ」は、ベストだと確信しています。


中央加重時のミスによるヒヤリは ★★ 2スター

最後のイラストは、中央加重時にバランスを崩した状態です。

中央加重時バランスを崩し、スキー板がフォールラインを向いた場合のイメージです。何とかリカバリーできそうですが、やはり前加重の前傾姿勢時と比較すると、やや緊迫感がありそうです。
それでも後傾姿勢より多少何とかなりそうな感じがします。

「こぶ」滑走中は中央加重まで

安易に滑れる「ラインこぶ」なら中央ポジションが有効なのかもしれません。

めったにバランスを崩さないであろう、比較的カンタンな「こぶ」斜面やフラット斜面で、うっかりミスなどでバランスを崩した場合のイメージです。
頻発するようであれば、やはり前加重で滑走したほうが、安定するのではないでしょうか?


3姿勢の比較 ★~★★★ 違い確認

微妙な違いではありますが、並べてみると何となく判りませんか?

個々のイラスト単体では判りにくいのですが、並べてみると何となく違いが判るかも知れません。
左から「前傾」「中央」「カカト・後傾」です。後傾のイラストは「カカト」加重を意識しましたので、ほんの少しの後傾です。実際の後傾はもっと後ろに反っているでしょう。


スキーの板がなければ、どの姿勢もまぁまぁ?

意識は絶対、前傾姿勢が必須なんですけどね。


この姿勢で、何事も無く、普通に滑っている状況だと、どの姿勢でもまぁまぁな感じがします。
一番左の「前傾」が一番アグレッシブな気がしますが、どうでしょう??


3姿勢とも問題の無いフォームに見える

まぁバランスを崩さなければ、どのフォームでも問題ないのかもしれません。


上のイラストは、本来斜度のあるスキー板滑走面を、ほぼ水平にしていますので、何となく前加重~後加重が判りますが、実際には下イラストのように、斜面の角度が加わるので、判りにくくなるかもしれませんね。
上下同じイラストですが、スキー板滑走面の斜度だけが異なります。上が水平にしたイメージで、下が通常の滑走時のイメージです。

中斜面の角度にスキー板を合わせて比較

すべて前傾に見えますが、一番左のイラストだけが前加重です。


このイラストから判るように、普通に滑っているときは、多少の後傾は、本人もハタ目にも前傾か後傾か判りにくく、また、適時リカバリーしていますので、多少の後傾でも大きくバランスを崩さなければ、滑走はできてしまいます。
しかし、大きくバランスを崩してしまい、スキー板がフォールラインを向いたイラストを並べてみると、その差がハッキリします。


左の「前傾」と、右の「後傾」安定感は?

すべて同じイラストですが、スキー板の角度で違い判りますよね?
※イラストはイメージを伝えるために少々オーバーな斜度を描いています。


スキー板がフォールラインを向いたときの斜度は、判りやすくするために、イラストはちょいオーバーです。あくまでもイメージをお伝えするイラストです。

さて、「八方尾根こぶラ」が。前加重で前傾姿勢を意識した「こぶ」滑走をオススメするワケを、文章とイラストで説明しました。
実際に滑走してみるとスグに判るのですが、文章とイラストだけでは伝わりにくいですね。

滑走時に前傾を意識するか、中央加重や「カカト」加重をか?での違いは、滑走開始時点や安定滑走中の上体の傾斜が異なることが、ハッキリ判ります。
もちろん上体の傾きは多少の違いですので、斜面変化やストックミスなどが無ければ、あるいは多少の事であれば、問題なく滑り続けられます。しかし「こぶ」中級レベルのスキーヤーが、レベルアップチャレンジで、「こぶ」斜面の連続滑走をする場合、まったくバランスを崩さずに滑り続けるのは困難です。

ミスやエラー無く滑走が出来るのであれば、それは上級者なワケで、「こぶ」中級者までのスキーヤーは、頻繁にオッっとっと~っとバランスを崩すことがチョコチョコあるハズです。そして、ある時点でのミスをきっかけに、リカバリー可能な範囲を超える場合があるのです。


中級者レベルまでの「こぶ」滑走中は、エラーとリカバリーが混在

どんな「こぶ」斜面でも、もしエラーが無くなれば、それはもう上級者ですね。


そのとき、前傾姿勢を意識して滑っていることで、かろうじてリカバリーできる。というシーンが出てくるのではないでしょうか?それは、中央加重や「カカト」加重を意識して滑っているのと比較して、ほんの少しのことなのです。
ただ、このほんの少しのコトで、何とか、リカバリーが出来るか?出来ないか?というシーンも出てくる場合もあるでしょう。なので中級レベルまでの「こぶ」スキーヤーには前傾姿勢が必須なのではないでしょうか??


エラーやミスは上体を遅らせ、連続滑走で徐々に遅れが大きくなる

前傾姿勢を意識した滑走は、上体の遅れを多少でも未然に防止する効果もあります。


上体の前傾角度にラインを入れてみると、何となく、ナルホド♪と思いませんか?前傾姿勢で滑走を開始し、滑走中も前傾を維持しようとするだけで、滑走中にバランスを崩し、上体が遅れた場合でも、前加重な分、多少でも打消すことができ、また、多少の上体遅れなら比較的リカバリーし易く、安定して滑走を続け易くなる。と言えるのでは無いでしょうか??

















我流 上等 vs 我 等上 流
その気にならなきゃ
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試行錯誤で2016-17シーズン前の完成を目指します。



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最終更新日  2016.08.06 23:56:07
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