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2004年11月22日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 私は石原裕次郎のファン。ドラマ「弟」の放送を楽しみにしていました。「太陽にほえろ」や「西部警察」が放送されていた頃、私は小学生でしたが、両親が大の裕次郎ファンだったこともあり、再放送やレンタルビデオで若かりし日の裕次郎主演の映画もほとんど見ていました。父が持っていた裕次郎歌謡全集なるカセットテープを何度も聴いたので、ほとんどの歌も歌えます。北海道の小樽にある 石原裕次郎記念館 にも行きました。

 私は裕次郎の青春時代を知りません。なのに、裕次郎の映画を見て、なぜか懐かしく思うのです。不思議ですね。私のDNAに両親の青春時代の記憶も刷り込まれてでもいるようです。

 父の書斎の本棚には難しそうな本がたくさんありました。立派な装丁の本の中に埋もれて、ぼろぼろになった文庫本が2冊ありました。「太陽の季節」「狂った果実」は裕次郎の兄である石原慎太郎の著書です。明らかに弟をモデルにしたと思われる小説です。潮の香りとじりじりと焼けつく太陽の、痛いほどの熱を帯びた空気が読み手の私の周りに満ちて行きます。文章を追っていくだけで、温度、におい、触感、味覚、静寂が感じられる。「文章で五感が刺激される」ことを体感した初めての作品でした。以来、本を読むときにはその時の情景を思い浮かべ、光、闇、音、におい、手触り、味、温度を感じるようにする癖がつき、読書の楽しみが100倍にもなりました。

 今回、「弟」を見て、どうしてあのような作品が生まれたのか、その起源を見たような気がします。二人の兄弟が互いをけん制したり、守ったり、時に見放し、嫌悪したりする、リアルな兄弟像が描かれていたと思います。私にも妹がいますので、「弟」の中の兄弟愛にはいたく共感しました。

 ドラマの中で松竹梅のコマーシャルのシーンが出てきました。スポンサーである宝酒造の粋な計らいだったのだと思います、そのシーンの直後のコマーシャルでは、実際に放送されいた当時の(在りし日の裕次郎の映像)コマーシャルが流れました。「あ」と思わず声を上げてしまいました。皆さんご覧になれたでしょうか?トイレ休憩に行って見逃してしまった方も多かったのではないかと心配になってしまいました。

 お正月には、ゆっくり松竹梅でおせちを頂き、また「黒部の太陽」をレンタルして、「太陽の季節」「狂った果実」を読みふけろうと思います。





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最終更新日  2004年11月22日 14時21分09秒コメント(0) | コメントを書く


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