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2004年11月26日
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カテゴリ: イベント
 私の友人が男の子を出産しました!

 3年前、イギリス人男性にスキー場でひと目惚れしてしまった友人は半年ほどその男性の名前も知らずに恋煩いしていました。

 ため息ばかりついてちっとも仕事が手につかない彼女に毎日小言をいいながらも、妹のように可愛がっていた私は(彼女は当時の私の部下でした)ある夜、仕事が終わってから彼女を会社の近くのお寿司屋さんに誘ってみました。よくよく話を聞いてみると、スキー場でひと目ぼれした人がいるのだけれど勇気がなく、名前を聞くことも出来ずにいたのだとか。どんな感じの人なの?ときくと、デジカメでこっそり撮った写真を見せてくれました。

 な、な、なんと、その相手は、私の元同僚の友達。私も一度だけホームパーティーで会ったことがあったのですが、背がスラッと高いなかなかの美形だったのでよく覚えていました。でも、彼には日本人のガールフレンドがいて、確かそのパーティーにも二人で来ていたような…。彼女を傷つけたくなかった私は、「東京にいるイギリス人ビジネスマンだったら私の元同僚が知っている人かもしれないから」とそのデジカメ画像を借りて早速、元同僚に連絡。

 ひと目惚れの相手は一度イギリスに帰り、日本へ再赴任することになって来日したばかり、とのこと。当時付き合っていたガールフレンドとはイギリスに帰国する前に別れたらしい、とのことで早速二人のお見合い作戦を開始することにしました。

 彼女はとても小柄で可愛く、そして素直な女の子だったので、彼はすぐに気に入って何度かデートすることに。英語があまり得意ではなかった彼女はそれから猛勉強して日常会話をマスター。



 実は学生時代に英語科の教師の資格をとっていた私は先生気分で彼女に「そういう場合は、こういう風に言ってみたら?」などとアドバイスを繰り返していました。

 ある日、珍しく彼の方から電話があり、「僕も会社の支援で日本語の個人レッスンを受けることになったんだけど仕事に関係する日本語だけじゃなく、もっと彼女とのコミュニケーションがとれるような日本語を勉強したいんだ。」と相談されました。

 彼女が一生懸命彼に尽くしているのを見るにつけ、「何年かたってまた帰国する時につらくならないかな」と心配になっていた私も、彼の言葉にうれしくなりました。

 外国人男性は日本でとてもモテるので、ちょっと英語の得意なきれいな若い女の子は選りどりみどり。知り合いの外国人男性が日本人の女の子をとっかえひっかえ、二股、三股するのを苦々しく思っていた日本人女性の私としては、そういう外国からやってくる男の子達に「おっかない姉さん」として苦言を呈してきたつもりの私も「この子達はうまくいくかな」と淡い期待を抱くようになりました。

 そうは言っても、もともと生まれた場所も環境も言葉も違う二人が共に人生を歩む、ということはとても大変なことです。

 彼女はいまどき珍しい楚々としたお嬢さんで、小学校から大学までずーっと女子校育ち。家族思いの優しいお父さんは奥さんと娘思いのまるで少女漫画に出てくるような中年紳士です。そんなお父さんが唯一身近な男性であった彼女は、初めて付き合った男性の行動が理解できなくてずいぶん悩みました。

 彼が酔っ払って羽目をはずしたり、昔のガールフレンドと軽い気持ちで飲みにいったりするたびに打ちひしがれ、やきもちを妬く彼女に、彼自身も疲れてしまった時期もありました。

 「男なんてそんなもの。うるさく言えば逃げていくからしばらく放っておくか、引導を渡して別れるかどっちかにしなさい。」と、よく彼女を叱りました。

 その一方で「あんた、彼女が昔の男と飲みに行ったら怒るだろ!?そんな気持ちで私の妹みたいな子と付き合うのは許せない。本気じゃないなら今すぐ別れてやってくれ。彼女にはもっと誠実な男が似合うから。」と彼に言ったことも。

 去年の4月、ついに二人は結婚しました。私は花嫁の父と一緒に号泣。親戚の人たちは彼女のお父さんと一緒に泣きまくっていた私を親族と勘違いしたらしく「どこの親戚だったっけ」という顔で眺めていました。予想に反し、式の間中彼女は勝ち誇ったような余裕の笑顔で、彼の方は感激で顔が涙と笑顔でぐしゃぐしゃでした。



 お祝いに何を送ろう。。。そう思って色々調べて「これ!」と思ったものを掲載しました。赤ちゃんはとても小さく、3年前の恋煩いの結果が…、と感激もひとしおでした。これからの子育てがまた大変でしょう。彼のご両親もはるばるイギリスから駆けつけ、初孫の誕生に目を細めていました。「ああ、どこの国でも同じなんだな」とみんなが笑顔になりました。

 近日、子供が両親を殺害する事件が連続して報道されました。何が彼らをそのような凶行に駆り立ててしまったのでしょうか。生まれてきた新しい命のために、平和で愛情にあふれた世の中になることを願ってやみません。







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最終更新日  2004年11月26日 12時54分54秒
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