キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

プロフィール

HUMANO

HUMANO

2005.01.24
XML
カテゴリ: 世界に目を向ける
 20年くらい前のアフガニスタンの映像を、テレビ番組で観たことがある。緑がいっぱいで、本当に自然豊かな美しい国がそこにはあった。
 戦争が20年も続いてたんだから、今20歳の若者は、平和を知らないまま大人になったということなんだなあ。戦争の中で生まれて、ずっと戦火の中を生き、心安らぐこともなく大人になったのだろうか。
 それとも、いつも戦争があるのが日常だから、少しずつ鈍感になっていくのだろうか。

 私はおばあちゃんっ子だったから、戦時中の話を聞く機会があった。疎開していた頃のこと、食べる物に苦労した話くらいしか、覚えてはいないけれど。
 それでも十分に、もう2度と日本は戦争をしてはいけないということが心の奥に刻まれて育った。
 原爆のアニメ映画を観た時、原爆ドームへ行った時、アメリカの航空博物館でB29の戦闘機を見た時、世界のあちこちで起こる戦争の映像を観た時、いつもいつも特別な気持ちが心をしめつける。

 アメリカにほんの少し暮らした頃。
 戦火の耐えない祖国ソマリアに、帰りたくても帰れない友人がいた。ベトナム戦争で敗北した、南から小さな手漕ぎボートで逃げる途中、海賊に襲われたという友人もいた。妊婦のまま国境を越えた思い出に、祖国の話をするのは辛すぎると涙するコンゴ人の友人もいた。
 戦争の体験を語る、たくさんのほとんど同世代の友人たちに囲まれた経験は、それはそれは衝撃的だった。


 私たちにとって戦争の話や体験談は、おじいさんやおばあさん、または学校の授業で聞くものだった。戦争のことを、きちんと語り継がれないまま、私たちは何も語れない大人になってしまった。
 世界には、戦争の実体験を持つ、私たちよりもっとずっと幼い子供たちもたくさんいるのに。

 何も知らない大人のまま、おばあさんになってもいいのかな。今からでも、誰かちゃんと話してくれたら、私もいつか自分の子供や孫に、ちゃんと語り継いでいきたいのだけれど。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005.02.14 11:24:33
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

サイド自由欄







クリックで救える命がある。




© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: