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HUMANO

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2005.03.02
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カテゴリ: 旅は道連れ
 ふと気がついたら、友達の命日を過ぎてしまっていた。

 アメリカで一人で暮らす私の元へ、学生時代の友人からメールが届いた。それは、突然の友達の病死を知らせる内容だった。
 さらっと目を通した。友人宅で、パソコンを見せてもらってる時のことだった。
 活字はちゃんと目に入っているのに、内容が全然頭に入ってこない。
 普通にメールを閉じて、またアメリカの友人に囲まれて、おしゃべりを続けていた。前日に見たアイスホッケーの試合の話、今度行こうというレストランの話、知り合いの噂話、おしゃべりは尽きない。

 実感が湧いてきたのは、数時間後に自分の部屋に戻った時だった。
 仲良しの友人が、私が戻ったのに気づいてノックする。そして彼女の顔を見た途端、なぜか急に涙があふれた。
“My younger friend has gone... she had stomach cancer...”

 一人で海まで歩いて、日本につながっているはずの海を眺めて泣いた。一人で遠い異国に暮らすということは、こういうことなんだな…。そうしみじみと思った。


 私がここにいる間に、もし家族の誰かが亡くなったらどうしよう。
 帰りたくて、帰りたくて、でもやっぱり帰れなかった。日本にいる親友へメールを書いてすぐに返事が届いたことで、私は少し救われた。





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最終更新日  2005.03.14 16:48:04
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