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HUMANO

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2005.03.19
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カテゴリ: 世界に目を向ける
 子供の頃は、まだ外国に行ったことがなかった。
 だから、すごく憧れていた。日本は小さな国だから、いつかもっと広い世界に飛び出してみたいと思っていた。

 あれは、いくつの時だっただろう。
 新聞で、子供の頃からず~っと日本に憧れて憧れて、やっと夢を果たして日本に留学したというアメリカ人だったかカナダ人だったかの連載を読んだ。
 それは当時の私にとって、とても衝撃的なことだった。
 私が憧れて止まない広い広い国に住んでいる人が、この私の住んでいる小さな日本のどこに憧れていたんだろう? 多分日本よりももっと自由で、みんな英語が話せて、世界中から外国人観光客や移民が来るような国の人が、どうしてこの日本に憧れたんだろう。
 でもそれは、私にとってある種のショックとともに、とても嬉しいことだった。

 自分の祖国である日本に、もう1度目を向けたのはあの時だったかもしれない。自分の国を大切に、誇りに思うようになるきっかけの1つだった気もする。
 そして、日本が好きだという外国人が日本に来たなら、何とかその気持ちに応えたいと思うようになった。


 今はすっかり、外国人に世話焼きな自分になった。
 自分が旅先でたくさんの親切を受けたから、日本にいる時には、お節介なくらい外国人とも関わっている。
 頼られれば、何とか応えたくて、周囲の皆を巻き込みながら暮らしている。
 日本はまだまだ外国人には暮らしにくい国かもしれない。治安はいいほうだとしても、言葉も難しいし、保守的だったりするし。
 でもせっかく日本に来て「日本が嫌いになった」と言われるのは寂しい。





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最終更新日  2005.04.11 18:09:07
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