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HUMANO

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2005.08.03
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 何年か前に、かなり年上の友人が入院した。
 仕事中、何かを持った瞬間に、右半身に麻痺が起こった。気にはなったものの、たいして不便もないということで、病院に行くことはなかった。
 1ヵ月ほど経って別件で通院した時に、あれは脳梗塞で部分的に血管が詰まったせいだと知ったけれど、もうリハビリするには手遅れで、右手の麻痺と軽い言語障害が残ったと言っていた。
 もともと高血圧があって降圧剤を飲んでいたところに、脳梗塞の薬を飲んでしまったので肝臓の検査値が異常に上がり、即入院ということになった。

 そんな流れを少しも知らないまま、私はアメリカからの一時期帰国中だった。実は私自身も貧血がひどくて、ドクターストップのため、飛行機で戻ることができずにいるところだった。
 人づてに友人の入院を聞き、早速お見舞いに行きたいと思っていた。
 そうしたら、本人が病院から電話をくれた。
 もうすぐ退院の予定だし、お見舞いはいらないと言った。詳しく聞いてみると、どうもかなり免疫力が落ちているので、退院までにまずそれを回復しないといけないらしい。
 同じ病院に入院していた高齢者が、見舞いに来た孫の風邪が感染したせいで亡くなったという身近な事例に触れて、外部との接触は怖いのだとのこと。


 ああ、そういえば。
 私も毎月の通院のたびに、病気をもらっちゃいそうで不安になる。
 病院って、本当に病気の菌が飛んでいそうで、弱っている体には辛いのだ。





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最終更新日  2005.09.05 15:55:10
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