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HUMANO

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2010.08.13
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テーマ: 海外生活(7812)
カテゴリ: 世界に目を向ける
 イスラム教の信者ムスリムたちには、断食の月がある。
 そのことは、以前から知っていた。

 日本で暮らすムスリムでも、熱心な人は必ず断食をしている。
 身近にもそんな人たちがいた。

 もう何年も前のこと。

 日本のように、周囲にムスリムが多くはない国で、自分たちだけ断食をするということはとても困難であると、1人のトルコ人ムスリムの友人が話してくれた。

 お腹がすけば、働くのも辛い。
 大人だってそうなのに、日本で一緒に暮らしている娘はなおさらのこと。
 普通に小学校に行って、周囲の日本人は断食などしないのに、その環境で自分だけ頑張るなんて子供には無理だ。


 別の友人に、ムスリムが断食する意味を教えられた。

 それは「世界中の飢える人たちの気持ちを、同じように断食をすることで理解しようとするため」なのだということだった。



 ところが。

 イスラム教の国へ行って、実際に断食の月にみんなの様子をちらっと観察してみると。

 空腹で無気力になるので、昼間は閉まってしまう商店などもある。
 日の入り後は食事が許されるので、屋台のようなお店が並んで、みんなで楽しく買い食いをする。
 離れて暮らす家族が集まる機会でもあるらしく、家でごちそうを食べたりもする。もちろん、日の入り後から翌日の夜明け前までの時間のみ、だけれども。

 それでも昼間の12時間以上を、水分も含めて、何も摂らないで「断食」をするということは、そしてそれを1ヵ月も続けるということは、それを毎年行うということは、う~ん、ものすごく大変なことなんだろうなあ。

 ・・・でも・・・。

 やっぱり、私には、ちょっと疑問があるのだ。

 昼間は無気力で働けないなど、日常生活に支障が出るにも関わらず「断食」をして、飢餓について考えるのだとしたら。


 レストランで食べ残された料理を見ながら、裕福なムスリムたちが大量の食べ物をまとめ買いする姿を見ながら、どうしても、そんな気持ちが消えないのであった。





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最終更新日  2010.09.02 16:22:23
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