2004年07月10日
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カテゴリ: コラム
先日の長崎の事件だけでなく、最近起きる事件の多くが性に対するゆがんだ認識か
らきた、性犯罪であることが多い。私は最近、性教育に関しての取材をしているのだが、そ
の取材を始めてから、日本という国のあまりにも性や性教育に対しての認識が低さを
実感し、それが性犯罪の多発や、低年齢化を呼び起こしているのだということを知っ
た。

 私も、性教育の本を担当するまでは、はっきり言って性教育の事については何も知
らなかった。12歳と10歳の子どもの母親として、そろそろまじめに考えなくちゃな
ぁ~、と思っている程度だった。


点から、一方的な思いこみによるSEXを扱ったもので。そこに画かれて、いるのは、
レイプ=SEXであり、男は、いやがる女を押し倒してこそ男であり、支配する事で
男を保つべきだというような、暴力的でサディスティックに扱っている。いわば、男
性主導社会のもつ悪い部分の縮図のようなものだ。

 そして、日常生活の中で、TVからでも溢れ出てきている、その間違った性の情報
を、うのみにしてしまった男の子達は、潜在的なレイピストの種を植え付けられ、そ
して、また女の子もそれを受け入れるべき存在なのだ、というような間違った認識を
受けつけられてしまう事になりかねない。私の周りにいる男性の言動が、その要素を
強く帯びているという実状と、それに対して漠然としか反論できなかった自分を照ら
し合わせて見ることでも、それは実感出来るものだった。


ように、もっと自然な事だと認識させる必要がある事。また、自分の体のことをきち
んと教えると、性の自己決定能力を子どもが身につけ、自分の体も、相手の体も大事
にするようになるのです。そのためには、親が性に対して正しい知識と認識をもち、
出来るだけ早期から、家庭の中で子どもに教えていく必要がある。つまり、性教育と
は、子ども達に自分の体を守るために必要な知識であり、かつ生きていくすべを教え

しまった事に私は後悔を覚えた。

 性教育元年が叫ばれて10年余りが経ち、日本でも早期からの性教育の必要性が叫
ばれつづけているが、その実状は殆ど進んでいない。それは、いまだに日本の社会の
中に、性をタブー視する風潮が根強く残っていることと、性教育にいまいち乗り気で
はない文部科学省の態度が原因として考えられる。特に文部科学省は、私が取材の申
しこみの電話をしたところ、「ご期待に添うようなお話はなにもないと思います」と断
られたほどだ。今回の事件の引き合いに出される神戸の少年Aの事件からもすでに6
年が経っているにも係わらず、殆どなにも対策を打っておらず、性教育に関しては、
学校は宛てにならないことは明白である。

 性教育を子ども達に施していくには、家庭で子ども達とあらゆる事に関して、ざっ
くばらんに話し合える環境の整備も必要になる。このことも視野に入れて、日本の家
庭でも、もっと積極的に性教育に取組む必要があるのではないかと思う。
2003.7.23 掲載





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最終更新日  2004年12月21日 10時52分50秒
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