2004年07月11日
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カテゴリ: コラム
 12歳という思春期の入り口に立つ難しい年頃の子育てに関して、いろいろなメディ
アで取り上げられている事はご存知だと思う。実は我家の長女は、先日の長崎で事件
を起こした少年と同い年である。その事もあり、私は娘の同級生の男のお母さん達に、
その胸のうちを聞いてみた。

 殆どのお子さんが、私の目から見てもきちんと育っているという印象があったせい
か、そのお母さん達からも取り敢えずそんなに切羽詰ったような話は聞かれなかった。
それでも、どのお母さんも「今は大丈夫だけど、これから先(子どもが)どうなるか
は、ハッキリ言って分からないけど…。」と将来の子どもに対しての不安を口にした。

 そんな中、一人だけ自分の一歩間違えば自分の子どもにも犯罪を起こしてしまう可

子とは違い、小学校の高学年から急に父親に追い付くほど体が大きくなり、声変わり
など体の変化も始まった。そして彼女を超えるほどの体格になった頃から、その子の、
反抗期が始まったのだと言う。初めは、学校の様子などを自分からは話さなくなり、
提出物の事などで彼女が話し掛けても、息子は殆ど口を利かなくなってしまったとい
う。

 彼女は彼女なりに、いろいろと息子とコミュニケーションを取るために努力をして
はいるのだが、なかなか難しいようだった。彼女は、朝起きてきた時から、すでに息
子が母親を見る眼がキツクて痛く感じるのだと言って、ため息をついていた。もうす
ぐ2年を向えようとしている反抗期の息子との日々に、彼女はかなり疲れているのだ。
「あの子と会話をしようと思う事自体が間違っているんじゃないか?ってそんな風に
最近思うときがあるの」と、肩を落として彼女は語った。


家庭は、どの家でも父親がきちんと子ども達の事に関わっていた。父と息子が共通の
趣味を持っていたり、父親が息子と話す時間を持つなど、父と息子のコミュニケーシ
ョンがきちんと取れているのだ。多分、子育てを母親だけがするのではなく、父親が
関わることで、母と子だけの密室的な子育てにならないで済むのだろう。その事によ
って、子育てのストレスを母親だけが背負い込むこともなく、子ども達も母親のスト

り近所など地域の人達との付合いがある家は、地域にも子どもを見つめる目があり、
また子ども達も、いろいろな人達との係わり合いを通して学ぶ事があるせいか、きち
んとした社会常識を身につけている事が多かった。

 前述の彼女家の場合、息子の反抗期の捕らえ方が彼女と夫ではかなり違うのだ。そ
の事を夫と話し合おうとしても、なかなか時間を取ってもらうことも出来ず、「子育て
はオマエの仕事だろう」というような夫の姿勢から、きちんと相談に乗ってもらうこ
とも出来ないでいるのだという。

 子育てには、膨大な労力と忍耐が要る。手のかかる小さな年令の頃はもちろんのこ
と、ある程度の年令になっても、夫婦の協力は必要不可欠だと思われる。しかし、そ
の事を実感として持ち、実行に移している父親はどれだけいるのだろうか?一昔前か
ら見たら、かなりの割合で増えてきているとは思う。現在のような混迷した世の中に
子どもを送り出さなくては行けないことを考えると、やはり母親だけではなく、父親
も子育てにかかるべきなのではないかと思う。また、地域の人達なども含め、出来る
だけ多くの目で子ども達を見つめ、それぞれが様々な形で子ども達と関わっていきなが
ら、子ども達を育てて行く必要があるのではないかと、実感した。
2003.8.4 掲載





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最終更新日  2004年12月21日 10時53分30秒
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