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January 11, 2009
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日は本年最初の三曲勉強会である。私は「御山獅子」をリクエストしている。メンバーは12人でそのうち尺八は6名。但し本日は1名欠席である。
午後から名ので、少し寒いが午前中に散歩に出かける。
いつものコース、自宅から裏通りを通り、川端(康成)記念館まえの緑道を安威川と、茨木川の合流点まで行き、そこから安威川左岸の河川敷の下り阪急ガードに至るとそこからほぼ高架の線路沿い道を阪急茨木市駅に至る道である。
この1時間強を歩いていると、自然と頭の中をいろいろ記憶が浮かんでは消える。
現役時代なら、仕事に関する事やら、日常のイヤナ出来事や何か楽しかった事などが自然と浮かんでは消えたりしたものであるが、このごろはそういった日常事を夢想する事もあまりない。
ところがどういう訳か、歩いていると遠いむかしにかじったことのある詩などがふと頭に浮かんでくる。
水辺の白鷺を見かけると

 白鳥はかなしからずや
 空の青

  (若山牧水)
と言ったものであったり、
河川敷のベンチに座って、澄み切った冬の空に浮かぶ雲を眺めると

 おおい雲よ
 ゆうゆうと
 馬鹿にのんきさうち"ゃないか
 どこまでゆくんだ
 ずっと磐城平の方までゆくんか
 (山村暮鳥)

と言った詩や、

少し季節を戻して、晩秋の頃には


 さまよい来れば秋草の
 ひとつ残りて咲きにけり
 おもかげ見えてなつかしく
 手折れば苦し花ちりぬ

が、ふと浮かんでくるのである。

そうそう、長いこと、この、手折れば苦しを、手折れば空なしと記憶してしまっていたが、これなどは自分の性格の消極性の象徴であるのかもしれない。
暑い夏場は、すぐに大関松三郎の

 とっくん とっくん 水をのむ
 とっくん とっくん とっくん とっくん

の部分だけが、浮かんでくる。

最近の憂鬱な世情を思うと、

 牡蠣の殻なる牡蠣の身の、
 かくも涯(はて)なき海にして、
 生のいのちの味気なき
 そのおもひこそ悲しけれ
(蒲原有明)

がじんわりと浮かんでくる。
今日、百年に1度の経済危機だと世間では言うが、確かに1920年代の世界大恐慌で、株がかみ切れ同様になった時代ではあったが、日本ではもっと近くで、終戦直後の経済の混乱、どん底状態であったはず。あれはいったい何だったのだろうか。結局百年に一度の経済危機とはアメリカ資本主義の躓きのことを指す言葉であるのだが、それと手ドリスディ主演”Tea For Two”を観ると、株暴落で無一文に成った?主人公がハッピーエンドで終わる映画であったが、最後のシーンでは結局、裕福な暮らしはやはり裕福そのままで終わりところが理解しがたい、印象的な内容である。
ま、何を言いたいのか分からなくなったが、世の中がグローバル化しても、日本には日本の、引き継がれた哲学があって、それが守られてこそ、この閉塞した時代を切り抜けることが出来るのかもしれない。
で、伝統の尺八を極める努力を忘れない?・・・・少し飛躍しすぎでしたね。ハ、ハ、ハ。 





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Last updated  January 11, 2009 10:07:08 PM
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