読書備忘帖

読書備忘帖

2010.05.16
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ジャンクフードばかりの日々にあって時折、キチンとした、極めて真っ当な食べ物を姿勢を正して食べたい時がある、ゆっくりと。須賀敦子の書くものはそういう端正な料理のようだ。自身の生い立ちの道程で出会った様々な読書体験が、静かな回想と誠実な内省で語られる。冒頭「しげちゃんの昇天」は本当にいいエッセイだと思う。著者のエッセイは「終い方」がいい。きっぱりではなく、矢張り美しく終る文章である。余韻はいつまでも響く。冒頭一文のうまさでは向田邦子であるが、最終一文ではこの人ということになるだろう。C

遠い朝の本たち





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Last updated  2010.06.02 02:41:30


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