読書備忘帖

読書備忘帖

2010.05.17
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人を喰ったようなタイトルだが、それは1962年生れの著者の世代にありがちなこと。内容は、写真というものについて縦横に考える視点を示してくれるありがたいワークショプとなっている。第一章講義編では写真というメディア(アート)の変遷をポストモダンまで上手に纏めてあり、しつこいようだがこの世代ならではのオフザケと十分なフェアーさを感じる。エリオット・ポーターの「ありのまま」、ウィリアム・エグルストンの「世界の等価性」、ベッヒャーSCHOOLの加工による世界観の表現、ヴォルグガング・ティルマンスの断片群による世界平面化への挑戦、そして中平卓馬の表現への不信と写真の植物図鑑化、5つの世界観の講義はなかなか面白く示唆に富んでいるし、「4つの視点」として提示されるポストモダン的状況も本当に判り易い。後ろの実践編となると途端に「閉じた」記述が多いのも矢張り、十分ポストモダン的である。D

たのしい写真





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Last updated  2010.06.02 03:24:46


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