ハブツガイトは、南モンゴルのゴビ砂漠南部に位置する、古代の岩絵で知られる景勝地です。周辺の岩山には、黒っぽい岩肌に動物や人物などを刻んだ岩絵が数多く残されています。岩絵は、野生のヤギやシカなどの動物、狩猟や牧畜に関係する場面などを題材とし、古代の人々が目にしていた自然や暮らしを想像させます。
見どころは、岩絵そのものだけではありません。乾燥した大地に連なる岩山や、ゴビ特有の荒涼とした景観も魅力です。岩肌を間近で観察すると、絵の線や動物の姿が浮かび上がり、文字による記録が残されていない時代の人々の表現力に驚かされます。また、同じ岩面に複数の絵が刻まれている場合もあり、長い年月にわたってこの
場所が利用されてきたことをうかがわせます。
特に注目したいのは、馬に乗る人々、狩人、ラクダ、車輪付きの荷車などを描いた岩絵です。遺跡へは岩の多い斜面を登る必要があるため、歩きやすい靴が適しています。







