こちら
原発問題を考える
広瀬 隆 さんのDVDを見る会
昨夜 行いました。 夜7時からでしたが
30数名の方が 参加して下さいました。
広瀬さんのお話は深刻で、外国では報道
されているのに 日本のマスコミでは 全く
報道されていない事実 や 写真などの
紹介もあり、かなり 衝撃的でした。
2回の DVDを見る会
を 通じて、とても
残念だったのは東村山市では市民に
プロジェクターの貸し出しがされていなくて
テレビの画面であるため、30~40人で
見ると、3列目 以降の人は、画面の半分
とか 3分の1位しか見られないことです。
それでも 皆さん、最後まで熱心に ご覧
下さり、苦情も 言われませんでしたが、
視聴覚室、しかも有料で 今は どこでも
利用されている 単純な機材も使えない
な~んて‥情けないと悲しくなりました。
ご参加下さった みなさま、
ありがとうございました。
中部電力の本店に行ったあと
山陽本線の駅で
買った 8月4日の 山陽新聞4面の記事です。
被爆地とフクシマ、「脱原発」への正念場
さらに東京電力福島第1原発の事故による放射性
物質の長期漏出という災害を生んだ。
テレビで 繰り返し放映される光景は、66年前に
私たちが長崎で目にした、あの無惨な廃墟を
思い起こさせるものがあった。
原子爆弾という 殺りくのための核兵器と
「平和利用」 としての 原子力発電。
目的の違いこそあれ、元来、核分裂物質を
用いるという点では 本質的に差異はなく、
両者が密接な関係にあることは間違いない。
(中略)
原発用の核燃料は、核分裂を起こす
ウラン235を3%程度に濃縮して使うが
90%以上にまで濃縮すれば兵器用になる。
また原子炉でウランを燃やすと
プルトニウムが生成される。
軍事用の 生産炉を 使えば、
兵器級プルトニウムになる。
次の問題点は「核のごみ」、つまり 放射性
廃棄物の処分方法が確立されていないことだ。
核兵器工場や原発から出る 高レベル放射性
廃棄物の処分について、現在 考案されている
のは主に、廃棄物をガラスで固め、放射能の
レベルに応じて ドラム缶などに詰めた上、
最終的に 地下数百mに貯蔵する方法だ。
しかし、この方法で 放射性廃棄物が
永久に 閉じ込められるかどうか、
(中略)
米国では長年、ネバダ州の処分場候補地に
ついて 地元住民の賛同を得られなかった
経緯があり、オバマ政権が 計画中止に
動いたのは 比較的 最近のことだ。
最後の問題は 核兵器であれ 原発であれ、事故を
起こした場合の 被害リスクが 甚大だという点だ。
冷戦時代は 核兵器をめぐる事故が いくつも
あったが、軍事上 機密扱いであるため、
すぐに表ざたになることは まれだった。
大惨事の一歩手前だった事例もある。
(中略)
放射性物質の拡散被害は 事故直後の 外部
被ばくのみならず、長期にわたる内部被ばく
の影響も 深刻視しなくてはならない。
こうした問題点を踏まえ、8月9日に
被爆地ナガサキが 世界に発信する
平和宣言に、私を含めた18人の
起草委員の大半が 「脱原発」
の 明記を求めた。
結局、その意味を込めて、今後 時間は
かかっても 原子力に代わる 再生可能
エネルギーの開発を進める必要性を
訴える表現となった。
今年こそが 「脱原発」 に向けて かじを
切れるか否かの正念場であり、政府が最近
打ち出した 「減原発」 といった、あいまいさ
を残すものであってはならない。
「フクシマの教訓」 は まさにそこにあるはずだ。
この記事を書かれた 元長崎大学長 土山秀夫 氏は
長崎医科大付属医学専門部の学生だった1945年
8月10日 長崎で入市被爆。 現在、非政府組織
「核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員会」
顧問を務めておられるとのことです。
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