11月23日の会
発行 太陽への道社、 発売元 星雲社 1500円(税込)
きれいな空気と きれいな水と きれいな海が
あれば、人間はみな 平和に暮らしていける
それが あさ子さんの教えです。
― 鎌田 慧 氏の 解説文より―
本州の北のはて 大間に原発をつくる話がもちあがって
初めは反対していた人たちも 次々に土地をうりました。
でも、一人だけ どんなに高い値段でも 売らない人が‥
山の畑で 野菜を作ってきた ハルコおばさんでした。
『自然にあふれた山と 豊かな海を守って暮らしたい』
『どんな手を使ってもいいから、ハルコに土地を
売らせるんだ』 という命令が 下されました。
ハルコおばさんは 一日中 見張られ、
町長さんが 1か月のうち20日間も 家にきて説得。
それでも だめだと、町の議員さんが二人ずつ訪ねて
それでも だめだと 『説得したら ほうびがもらえる』と
うわさを流して、それで 訪ねてくる人もいました。
それでも だめだと、仲間はずれにする作戦。
『ハルコに会っても 口をきくな』 だれも 何も
言わなくなり、会っても顔をむけてくれません。
娘 と 息子さんも 仕事先でいやがらせを受けて
畑に撒いていた水も、流れを変えられて、使え
なくなりました。 原発会社の社長も やってきて
『もう、あきらめて 土地をうりなさい』と‥
でも、ハルコおばさんは 売りませんでした。
★絵本の中からの一コマです。
ハルコおばさんは、大間の豊かさを子どもたちに
残したい。 ただ それだけで 反対してきました。
山は削られ、水を枯らされ、
原発の話がでてから30年。
『こごまで来たんだもの。死ぬまでやるべさ』
ハルコおばさんが反対してくれたおかげで、
大間原発は まだ 完成していません。
けれども、残念ながら 工事が再開されました。
こちら
でも 見られますが、
大間原発は プルトニウム混合のMOX燃料を
100%使う 世界に例のない危険な原発です。
私は この絵本を読んで ハルコおばさんの
生き方に感動しました。 たった 一人で!
大間原発に反対しつづけてくれていたのに
福島原発のあとにも、今、私たちは工事の
再開を 許してしまいました。 それを思うと
居ても立ってもいられない気持になります。
こちら
によりますと、ハルコおばさんこと
熊谷あさ子さんは 2006年5月19日、
68歳で 急逝されたとのことです。
現在は 娘さんである 小笠原厚子さんが
あさこはうす
を 守っておられます。
この他に、つぎのものを買いました。
発行 太陽への道社、 販売 星雲社 1000円(税込)
柘植書房新社 1700円(税別)
編集・発行 上関原発を建てさせない祝島島民の会 他、200円(税込)
同 バッチ 200円
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