転載させていただきました
(転送歓迎 とのことです)
伊方原発、現地から、必死の訴え
子どもたちの未来のために
再稼働を決して許さないで下さい
要請書
原子力規制委員会 田中俊一 委員長殿
八幡浜・原発から子どもを守る女の会
代表 斉間淳子
私は伊方原発から10キロの地に住んでいます。
原発は、例え事故を起こさなくても、日々
放射能を垂れ流しながら動いているのです。
原発の直ぐ傍で生活する私たち住民は 低線量の
内部被曝を余儀なくされる人生を送ってきました。
この原発からの放射能を浴びながら、私は
子育てをし、年老いた親を見送ってきました。
みかんを実らせる豊かな大地と魚を
はぐくむ美しい海を目前にしながら、
「原子力は国策である」という国のやり方
に翻弄され、自然と生命と子どもたちの
未来を犠牲にして生きてきました。
福島原発の恐るべき原発災害は
決して想定外ではありません。
人災です。
かつて伊方原発設置許可取り消し裁判の中で
福島で起きた 全てのことについて 伊方の
原告たちは克明に予測し、証言しています。
次は伊方かもしれない、故郷を失うのは私であり
子どもたちであり、孫かもしれないという
不安は 日々大きくなっています。
例え、どのような安全対策を講じようとも
核は 人類とは共存できないということを
チェルノブイリが、福島が
証明したではありませんか。
貧しい限界集落の過疎地にしか
原発は建設されません。
本当に安全ならば、電気をふんだんに
使う大都会に建設されるべきです。
貧しい過疎地に住む私たちを
犠牲にしないで下さい。
私たちはモルモットではありません。
1号機は36年、2号機は 31年
経ち 老朽化しています。
3号機は 猛毒の MOX燃料を使い、
プルサーマル運転が強行されました。
原子炉は 中性子線を浴びて
金属が脆くなっています。
緊急時の冷却などで破壊に至る
危険は高まっています。
また、伊方原発から6キロの沖合いには、
世界で有数の活断層である中央構造線が
横たわっているのです。
南海トラフの巨大地震が 近い将来
必ず起こるといわれ続けています。
私たちは何処へどうやって
逃げればいいのでしょうか。
幸いなことに2012年4月から定期検査のため
伊方の3基の原発は止まっています。
しかし、原発がある限り、私たちの
平穏な生活は訪れません。
どうか、3基の原発を廃炉にして下さい。
子どもや孫たちに負の遺産を残さないで下さい。
これ以上行き場のない使用済み核燃料を
増やさないで下さい。
子どもたちの未来のために、再稼働を
決して許さないで下さい。
(※この要請書は、2013年6月3日の規制庁交渉の際、
斉間さんご本人が読上げ、原子力規制庁
職員に手渡されたものです。)
以上、たんぽぽ舎通信より転載させていただきました。
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