地震と原発事故情報 【No1981】
から 転載させていただきます
40年ではじめての安心~原発の傍で生きるということ
伊方原発停止2年、これがどんなに安心で幸せなことか
お分かりになるでしょうか
斉間淳子(八幡浜・原発から子どもを守る女の会)
原発が造られた40年前、何も知らなかった私は、夫や既に原発反対運動に取り組んでおられた近藤誠君からいろんな事を教わりました。
さまざまな関係の書物も読みました。
全国で初めて起こされた伊方原発裁判の傍聴にも通い続けました。
裁判の証人に立たれた小出先生や小林先生、海老沢先生、槌田先生などなど科学者の専門家の話も聞きました。
私の中で、原発は夢のエネルギーどころか、人類にとり大変危険で、未来の子どもたちにとり絶望的な社会を作り上げるということを知りました。
第一、それほど素晴らしいものなら、人口の少ない過疎地に建設する必要はありません。
電気をふんだんに使う都会に建てるべきです。
過疎に住むわずかな人間を犠牲にして建てられた原発は、例え、福島のような事故を起こさなくても、運転するだけで放射能を拡散しているのです。
排水溝からは、温排水とともにトリチウムが出ています。
原発の傍で住む住民は40年近く、低線量被曝を余儀なくされて生きてきました。
でも、今やっと、やっと伊方の3機の原発は定期検査の後、2年近くとまっています。
動いてないのです。
これがどんなに安心で幸せなことかお分かりになるでしょうか。
ゲートの前でお弁当を食べながら、「40年ではじめての安心だね」 と、話しています。
それが今、再稼働の恐怖が襲っています。
再び原発を動かすのです。
伊方がトップバッターだといわれています。
雷が鳴れば 「伊方は大丈夫だろうか」 と心配し、地震か起きたら、少しの揺れでも、「伊方は…」 と案じなければならない。
原発の傍で生きるという事は、こういう日々のストレスと戦わなければならないのです。
一日も早く安心して暮らしたいのです。
貧しくともいい。
安心して大地や海とともに暮らしたいのが私たちの切なる願いです。
再稼働には絶対反対です。
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