『原発いらないニコニコかるた』
書いて下さった 西尾 漠 さんが
『はんげんぱつ新聞』
第440号に
2014年夏の電力需給
について書いておられます。
その記事の一部を省略して載せさせていただきました。
★ブログ掲載に当たって、赤字、行変え等をさせていただきました。
原発ゼロの夏が過ぎて、電力の不足による
停電は、今年も起きなかった
。
両電力の最大電力(ピーク時需要)が最も大きく前年実績を下回った。
前年より増えたのは、北海道と東北の2電力のみだった。
7月後半の梅雨明けと共に気温が急上昇したが、
それも8月初旬までで、各電力の最大電力も以降は更新されなかった
。
ただ、ここで詳述はできないが、以前に比べて気温と
電力需要の関係が確然としなくなってきているのかもしれない。
ともあれ今夏の最大電力は、送電線がつながっている
北海道から九州までの9電力の合成値で、
7月25日、1億5128万キロワットと
2010年実績より 2505万キロワットの減少となった
。
2010年の最大電力時に原発が供給していたのは
3323万キロワットだったから、その75パーセント強を
≪消費減≫でカバーしたことになる。
「リーマンショック後、民主党政権下で景気が落ち込んでいた
2010年度と比べれば、今夏はプラスの要因が多く、
一定程度 需要を押し上げたとみられる」と
10月22日付の電気新聞は言う。
それでも最大電力は伸びなかった。
関西・九州の両電力は、周波数変換を要する東京電力からの
融通まで見込んでいたところ、実施せずに済んだ。
。
九州電力の最大電力は、午後4時から5時の時間帯だった。
他の各社は、ほとんどが2時から3時の時間帯だ。
昨年も、同様である。 九州電力では
これをピークシフト対策の成果と分析している。
そうだとすれば、他社にも工夫の余地があるだろう。
・・・略・・・
節電の中身を見ると、労働環境や居住環境を
悪化させるような取り組みは少なくなり、
結果として、7割前後の企業が
『特に生産・販売量等に影響はなく
マイナスの影響はなかった』 と答えていた。
最大電力は、1990年代半ば以降、大きな伸びが無くなり、
2001年の記録が14年間、更新されていない
・・・
東日本大震災の前から減少傾向に転じていたことが
節電の定着に大きな意味を持ったと考えられる。
その上でなお、関西でも九州でも、まだまだ
無理なく減らせるのに、十分な呼びかけや
情報提供があったようには見えなかった。
これからは、さらに合理的に消費を
減らす方向に舵を切るべきだろう。
中小企業では、短期に回収できる投資しかできないのは確かだ。
未だに旧式のモーターの更新も進んでいない。
しかし、技術はすでにあり、なおかつ進展もしている。
多くの企業が採用できる経済的な仕組みをつくれば、
需要半減も、さほど難しくなさそうだ
。
原発なしでも電力不足になっていないのに、
なぜ、川内原発の再稼動を急ぐのでしょう
原発が動けば、必ず 大量の死の灰ができます。
もう、これ以上の放射能を増やしてほしくないと
願わない人はいないと思うのに、なぜでしょう
こまったな どこにも トイレが ないんだよ
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