食養研究家・ハトムギ博士 岡田幸子Blog

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2022.05.12
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カテゴリ: ガン
webでガンに良い成分コイクセノリドを見ていると~

「ハトムギには皮膚ガンや肺ガンを強力に防ぐ成分のあることがわかった」

       京都府立医科大学助手 徳田春邦

イボ取り作用がガンの発生を抑えた
ハトムギの果実の殻を除いて軽く精白したものを、漢方でヨクイニンといい、炎症を治す、痛みを抑える、尿の出をよくする、ウミを出す、体力を増強するなどの効果があるとされています。
また民間療法では、煎じ汁を服用すると肌荒れやイボに効くとして有名です。

ヨクイニン(ハトムギの漢方名・岡田注釈)については、腹水ガンを接種したネズミの実験で、延命効果が認められたという報告がありました。
また、白血病(血液のガン)や悪性黒色腫(皮膚ガンの一種)などのガン細胞の作用を抑える効果も報告されています。

ガン細胞は、ある日突然、誕生するわけではありません。
ごく簡単な仮説として、第一段階であるイニシエーション(初発)、第二段階であるプロモーション(促進)のニ段階をへて、やっと1個のガン細胞ができると考えられます。
そして、それが目に見えるほど大きな腫瘍に成長するまでには全部で20年や30年はかかります。
そのため、“ガン年齢”といわれる四十代以降の人にガンが多発してくるわけです。

ガンは恐ろしい病気ですが、このようにガン細胞が生まれてくる過程を調べていくと、それが予防の可能な病気であることがはっきりしてきます。
とくに食品の中にガンを予防する働きのあるものが、最近、次々に見つかるようになり、ガン予防の鍵は食生活にあるとみなされるようになってきました。

私たちの研究グループは、ハトムギのイボを取る効果に着目しました。

その理由は、イボは良性腫瘍の一種で、それに効果のあるハトムギは、悪性腫瘍(ガン)にも効くのではないかと考えたのです。

ほとんどの人はニ十歳ぐらいまでには、すでに発ガンの第一段階であるイニシエーションの影響を受けています。
したがって、ガンを予防するとは、実質的にはいかに第二段階のプロモーションを抑えるか、ということにかかっています。
いくらガンが怖いといっても、通常のイニシエーションの影響だけではガン細胞は生まれないのです。

私たちの実験も、ハトムギがプロモーションを抑えるかどうかを見たものです。
では、具体的に実験の内容をお話ししましょう。
まず、マウス(実験用のネズミ)の背中にDMBAと呼ばれる化合物をぬります。
これはイニシエーションを起こさせる発ガン物質(イニシエーター)です。
次に、そこに1週間後からTPAというプロモーションを起こさせる発ガン物質(プロモーター)をぬると20週間後にはバピローマと呼ばれる腫湯ができてきます。

なお、パピローマは良性腫湯ですが、そのまま実験を続けていくと悪性腫湯に転化します。
ところが、DMBAとTPAを背中にぬっても、100ml中5mgの割合でハトムギ(ヨクイニンエキス)を与えておくと20週間後のマウスの背中はいたってきれいです。
私たちは15匹のマウスにこのような実験を行いましたが、約60%の割合で腫場が抑えられていました。

次に、肺ガンの予防効果についても見てみました。
最初に4-ニ トロキノリンというイニシエーターをマウスに注射し、5週間後にグリセロールというプロモーションを与えると、ほとんどのマウスの肺には腫湯ができてきます。
ところが、先に紹介した割合でハトムギ(ヨクイニンエキス)を与えておくと、腫瘍のできる割合は約50%に抑えられます。

この実験も、それぞれ15匹のマウスを使って行い、ハトムギ (ヨクイニンエキス)を与えなかったマウスのグループの肺からは、全部で45個の腫湯が見つかりました。
これに対して、ハトムギ (ヨクイニンエキス)を与えたグループの肺からは、全部で10個しか腫瘍が見つかりませんでした。

オーストラリアをはじめ海外のとくに白色人種の人々の間では、オゾン層の破壊により、紫外線のー種であるUVBがふえ、皮膚ガンの急増が話題になっています。
このUVBも、プロモーターとしての役割を果たします。
オゾン層の破壊が進むと、黄色人種である日本人にも皮膚ガンの増えることが予測され、私たちも安閑としてはいられません。
実は、ハトムギにはUVBなどの紫外線を体の内側から防いで、皮膚ガンの発生を抑える作用があることもマウスの実験で判明しています。

さらに、私たちの研究グループは、ハトムギの成分を分析し、個々の成分の抗ガン作用を調べる実験も行いました。
その結果、微量に含まれているコイクセノリド(コイクセノライド)という脂肪酸(脂肪を構成する主成分)に明らかなガン抑制作用が認められました。
しかし実際には、コイクセノリドをはじめ、ハトムギに含まれるいろいろな成分の相乗効果によって、皮膚ガンや肺ガンなどの悪性腫瘍の発生が抑えられると考えられます。

脂肪酸は、脂溶性(油に溶けやすい性質)ですが、ハトムギを煎じた場合(ハトムギ茶)でも、脂肪酸のコイクセノリドは溶液の中に認められます。
しかし、ハトムギの実を粉末にすると、ハトムギの有効成分が丸ごと摂取できますし、手軽に飲用することもできます。
その場合、ハトムギの粉末が胃の中で分解されて、コイクセノリドなどの脂肪酸がたくさん出てきます。

ガン細胞は、先に述べたように多段階を経てできますが、それが目に見えるほど大きな腫瘍に成長するまでには何十年もかかります。
こうして出現する腫瘍に対する予防手段の一つとして、皆さんもハトムギの効用を、もう一度見直してみてはいかがでしょうか。





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Last updated  2022.05.16 13:31:29
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