組織・人材開発コンサルタントの独白
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今日の夕方、待ちに待った長男が無事誕生した。高齢出産だったのと、予定日を2週間も過ぎての出産だったためか、出産は難航し、陣痛から30時間たっての出産となった。陣痛が始まったのが、昨日の朝6時半。夕方までには生まれるだろうとタカをくくっていたのに、まったく思うように陣痛が進まず。自然分娩を強く求めていた妻が自ら選んだ助産院で生む予定だったが、母体の状況などが悪化したため、深夜になって病院に搬送。そのまま、夕方まで耐えたものの、結局赤ちゃんが産道を通ることができず、帝王切開となった。妻は私と違って、普段から我慢強くあまり「痛い」とか言わない。その妻が、我慢しつつも「痛いー!!」と悲鳴を上げているのを見ると、陣痛の痛さが桁はずれなものだと感じさせた。以前の私の痔の手術もえらく痛かったが、それでもたった10分間の話。約30時間もそれ以上の痛みに耐え続けている妻が、不憫でならないが、そばで見ていてもかわってあげることもできず、背中をさすることくらい。帝王切開による出産に切り替えるという先生の言葉に内心ほっとした。手術となったため、出産には立ち会えなかったが、手術を終えて看護婦さんとともに出てきた長男の姿を見て、感動というより、安堵感が溢れた。その後10分後、妻がベッドで運ばれてきたのをみて、無事に出産が終わったことに、心の緊張がとけたのか、涙がこぼれてとまらない。新生児室にいる息子の姿をみても、ただただ安心感があるだけなのに、ベッドに横たわっている妻の姿を見ると「ああ、本当に無事でよかった」という想いで、いっぱいになり、また涙が出てしまう。出産に立ち会うと、妻や女性に対する畏敬の念が高まるというが、それは本当にそうだと思う。今のこの気持ちに立ち戻ることがいつでもできれば、夫婦喧嘩は起こらないのではなかろうかと思うほどである。父親の実感はまだまったく沸いていないが、この妻と結婚し、子供に恵まれることができた幸せがこみ上げて、今日は眠れそうにない。。。。本当によかったあ。
October 6, 2005