B級映画ジャケット美術館

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2015.07.03
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カテゴリ: デザスター映画
0090 アース・ブレイク

『アース・ブレイク』オモテ面

【スタッフ】
・監  督  ニール・キンセラ「フローズン・インパクト」
・製作・脚本 ピーター・ベックウィズ「フラッシュフラッド」
・製  作  デビッド・ジャンコラ
・撮  影  ジェフリー・セッケンドルフ
・音  楽  ティム・ジョーンズ「ソード・オブ・ザ・ファンタジー」
・V F X  デビッド・ガーバー

【キャスト】
・ヴィンセント・スパーノ「グッドモーニング・バビロン!」
・アレクサンドラ・ポール「テロリスト・ゲーム」
・ロバート・パイン「インデペンデンス・デイ」

・ミア・コテット
・ジェイム・ゴメス
・スコット・アラン・スミス

『アース・ブレイク』ウラ面

【仕  様】
・型  番  PWAD-0832R
・製作年度  2004年
・製 作 国  アメリカ
・原  題  ----
・収  録  99分
・音  声  1.オリジナル<英語>(Stereo)
       2.日本語吹替(Stereo)
・字  幕  1.日本語字幕

・そ の 他  片面1層ディスク、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本国内向、レンタル専用
・発  売  プライムウェーブ株式会社
・販  売  プライムウェーブ株式会社
・特典映像  オリジナル予告編

【ジャケット】

・ウラ面 :圧倒的迫力のVFXで描く ディザスター・パニック超大作!!
       ニューヨーク郊外にそびえる 巨峰ダイヤモンドバック山
       開発の爪痕を刻まれた山肌は 復讐の時を待っていた
       押し寄せる巨大土石流 地上から消えた高級リゾート・シティ
       決死の救出活動が続く中 第2の大崩落の瞬間が迫る!!

自由の女神をはじめ摩天楼が大地に埋もれてしまったイラストは、実に素晴らしい。(本文参照)
ウラ面にしても、スペクタクル・シーンの画像をかき集めて構成。
でも、あきらかに誇大広告。(笑)
ちょっとの“嘘”で、ここまで作品のイメージを作り上げたセンスは見事としか言いようがない。このギャップが、B級映画の醍醐味かも知れない。(笑)

【感  想】
「見事なジャケット」

いつも感心することだが、この手の作品のジャケットは実に見事である。(笑) 壮大で物語性がある。
手にした人は、どんな天変地異が起きるのか、どんなサヴァイバルが描かれているのか、ワクワクしてしまう。多分に名作パニック映画の印象に寄りかかっているのは確かだが、知らず知らずのうちに、想像力が刺激されている。
どこかのデパートで、“B級デザスター映画ジャケット美術展”を企画してくれないかなぁ、と思っている。楽しいだろうなぁ。(笑) でも、タイトルを隠したら、どれがどのジャケットか誰にも分からないな。

思うに、ジャケットのデザイナー、或いはイラストレーターは、絶対に作品を観ていないな。観ていたら、これほど見事にストーリーとかけ離れた絵は描けない。ピュアな気持ちで臨まねば。(笑)
本作品は、タイトルこそ『アースブレイク』だが、決して“自由の女神”が大地震で地中にのみこまれたりしない。行き過ぎた開発で山肌が崩れ、マンションが土砂に埋もれてしまうお話しである。

コスト削減のために地盤の調査をせずにマンション建設を進める開発会社。然も、工期を短縮するために違法スレスレの強力な爆薬を使って山を切り崩そうとする。
ところが、思いもかけずに土砂崩れが起き、建設中のマンションを土砂が覆ってしまう。
マンションは内装工事中で、入居してしたのは 3組みだけ。何とか生き延びた彼らは地上への脱出を図る。
……というお話し。
主人公は、開発会社社長の娘婿。NYで消防士をしているが、離婚寸前。息子に会いに来て惨事に巻き込まれる。
不思議とB級デザスター映画の主人公は、家庭に問題があるヤツばかりだ。『釣りバカ日誌』のハマちゃんみたいに家庭円満のヤツが主人公にならないのは何故だろう? やっぱり有事の際は、マイホームパパでは役に立たないってことだろうか? いつかキチンと検証してみたい課題だ。(笑)

土石流(?)のCGは、カットは少ないながら、なかなか出来映えが良かったと思う。及第点だろう。
けれど、明らかにスタジオセットの数が少なく、場面が限定されてしまっていた。もしかしたら、スタジオですらないかも知れない。どこかの採石場の穴ぐらで撮ったのかも……。

また、脚本がひどく脆弱で、幼稚すぎてイヤになるくらいだった。
悪事がバレて問い詰められた開発会社の専務は、何がなんでも山を爆破しようとする。どう考えても意味がない。然も、フツーの女性にパンチをくらってのびちゃうし……。最弱の悪役かも知れない。(笑)

そもそも、町を守るために更に山を爆破する、という理屈が理解できない。町と埋まったマンションの位置関係が不明だし、映像面でも脚本の面でも説明不足なのは否めない。監督さんも脚本家もヘタクソだってことだろうな。

よく理解できなかったのは、マンションは倒れて天地が逆になったらしいのに、そうであるトコと、そうでないトコがあること。(笑)
天井の収納部屋(?)に行くのに主人公は足から入った。そうだよな、マンションはひっくり返ったんだから足元に扉があるのは当然だ。でも、次のカットでは、頭から収納部屋に出て来た。思わず爆笑してしまいました。

それにしても、土砂に押されてひっくり返ってしまうマンションって、どんなマンションだ? 皆で壁によりかかったらズレてしまうってことだろうな。いくら格安でも、そんなマンションには住みたくないぞ。(笑)

アメリカって国はかねてから大雑把な国だとは思っていたが、これほど雑なお国柄とは思っていなかった。

アメリカに暮らすことも、マンションに住むことも、本作品を観ることも、オススメ致しません!(笑)





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Last updated  2015.07.03 06:26:01
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