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2015.10.21
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0200 エンダーのゲーム

『エンダーのゲーム』オモテ面

【スタッフ(参考)】
・監督・脚本 ギャヴィン・フッド
・原  作  オースン・スコット・カード
・製  作  ロベルト・オーチー、アレックス・カーツマン、
       ジジ・プリッツカー、リンダ・マクドナフ、
       ロバート・チャートフ、リン・ヘンディー、
       オースン・スコット・カード、エド・ウルブリッシュ
・製作総指揮 デイヴィッド・コートスワース、デボラ・デル・プレト、
       ビル・リシャック、テッド・ラヴィネット、
       ヴェンカテッシュ・ロダム、マンディー・サファヴィ、

・撮  影  ドナルド・マルカパイン
・編  集  ザック・ステンバーグ、リー・スミス
・音  楽  スティーブ・ジャブロンスキー

【キャスト】
・ハイラム・グラッフ大佐………ハリソン・フォード(磯部 勉)
・エンダー・ウィッギン…………エイサ・バターフィールド(逢坂良太)
・ペトラ・アーカニアン…………ヘイリー・スタインフェルド(佐藤聡美)
・アンダースン少佐………………ヴィオラ・デイヴィス(斉藤貴美子)
・ヴァレンタイン・ウィッギン…アビゲイル・プレスリン(白石涼子)
・メイザー・ラッカム……………ベン・キングズレー(麦人)

『エンダーのゲーム』ウラ面

【仕  様】
・型  番  VWDP1527
・製作年度  2013年

・原  題  ENDER’S GAME
・収  録   114分(本編)
・音  声  1.ドルビーデジタル 5.1ch 英語
       2.ドルビーデジタル 5.1ch 日本語
・字  幕  1.日本語字幕、2.英語字幕

・そ の 他  片面2層、MPEG-2、COLOR、NTSC 日本国内向、
       DVD、レンタル専用
・字幕翻訳  森本務
・発 売 元  ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
・映像特典  1.音声解説
       2.未公開シーン
       3.オリジナル劇場予告編

【ジャケット】
・オモテ面:全米No.1大ヒットのSFアクション
・ウラ面 :人類滅亡の危機、宇宙戦争を終結せよ!
      全ては、その戦士<エンダー>に託された

このジャケットで気になるのは、時計まわりで確認して行くと、
1時の位置にいるのが、ベン・ギングズレー、
3時の位置が、アビゲイル・プレスリン、
5時の位置が、ヘイリー・スタンフェルドだろう。
今度は、反時計まわりで、
11時の位置が、ハリソン・フォード、
9時の位置が、ヴィオラ・デイヴィス、
7時の位置が、エイサ・バターフィールド。
……では、6時の中央にいるのは、誰?(笑)

【感  想】
「アムロ・レイになれなかったエンダー」

『機動戦士ガンダム』の主人公の少年兵アムロ・レイに、本作品の主人公エンダーとの共通項を見て取ることが出来る。
少年が巨大なロボットを操縦するのは、この手のアニメでは定番だが、『ガンダム』は、主人公のリアルな成長を描いて異質だった。既に30年以上も昔のことだ。

――地球が異星人フォーミックの襲撃を受けて半世紀。地球は、再度の侵攻に怯えながら、敵を殲滅するための準備を進めていた。
少年少女をスカウトして、有能な司令官に仕立てて行くプログラム“バトルスクール”も、その一つだった。
エンダーは、戦略の才に優れ、畏れずにそれを実行する怜悧さも持ち合わせていた。同時に人としての感情的な豊さに欠けており、それが故に、普通の社会に適応出来なかった。
しかし、バトルスクールの教官であるグラッフ大佐の目にとまり、彼はバトルスクールに入ることになる。
……というお話し。

クライマックスに大きな仕掛けが施されているが、これには異論がある。気に入らない。
エンディングから先の物語を描かなければ、ただの生意気なガキの自己発見の物語だ。(笑)

エンダー役は、エイサ・バターフィールド。『ヒューゴの不思議な発明』の少年だが、随分と大きくなった。
でも、子役が大人になると、ちょっとひいてしまう。(笑)
「あら、ずいぶんと大きくなったわねぇ」と親戚のオバチャンのように微笑むことなんて出来ない。

彼が心のバランスをとる相手として姉のバレンタインが登場している。この役を、アビゲイル・プレスリンが演じている。こちらも、ずいぶん大人びていた。
ただ、他の女性キャラと描き分けが出来ていない上、彼女にも“輝き”が感じられなかったのは、ザンネン。出番も少なかったしね。

でも、総じて、レビューの書きにくい作品だった。面白いかどうかは別にして、映像は素晴らしいし、物語の世界観も出来上がっている。
子供たちの演技にも、引き込まれるものがあった。

けれど、大人が不在のこの作品は、70~80年代なら分かるが、いま映像化するのって危険ではないのか?
親や社会の大人たちが、子供に対して無関心な現代は、それこそ大人不在の世界だ。『ザ・チャイルド』の世界そのもの。
スマホを端末にネット社会が並行してある子供たちは、“家”という社会、“学校”という社会、ゲームが仲介する“放課後”という社会、――子供たちは、器用にシフトしながら生きている。

本作品のように、ゲームの勝敗が現実世界の生死を決める感覚が養われてしまったら、『ザ・チャイルド』は預言書になってしまう。本作品は、さしづめバイブルだ。

『機動戦士ガンダム』が優れているのは、そんな特異な子供を、大人が躾て行くところにある。ブライトさんであったり、リュウさんであったり、ランバ・ラルさんであったり、シャアであったり、アムロに関わる大人たちが、コンピューター・オタクで内向的でニュータイプとほめそやされる少年に社会の規律や道理を教えて行く。(個々のエゴによるものだが……)

本作品には、躾る大人がいない。それが、どうも気持ち悪い。見終えた後、言い知れぬ不安感が残る。

こういう作品は、撮ってはいけないと思う。

オススメ致しません!





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Last updated  2015.10.21 18:54:35
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