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2016.01.03
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0274 ハンティング・ゲーム

『0274 ハンティング・ゲーム』オモテ面

【スタッフ】
・監督・脚本 スティーブン・ディパニー
・エグゼクティブ・プロデューサー ガースン・サンギニット

【キャスト】
・C.トーマス・ハウエル「アウトサイダー」
・ウィリアム・カット「アメリカン・ヒーロー」
・ハーレイ・ウェッブ
・ジェイソン・ブレア

『0274 ハンティング・ゲーム』ウラ面


・型  番  THD-18051
・製作年度  2008年
・製 作 国  アメリカ

・収  録  本編 103分
・音  声  1.オリジナル <英 語> ステレオ
・字  幕  1.日本語字幕
       2.デカ字幕
・サ イ ズ  16: 9 LB シネスコ
・そ の 他  片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本市場向、DVD、セル専用
・発  売  タキ・コーポレーション
・販 売 元  タキ・コーポレーション
・提  供  プレシディオ

【ジャケット】
・オモテ面:逃げ切ってみせろ――

      サバイバル・スリラー!
        すでにゲームは始まっていた――
        “ハンティング・ゲーム”という名の復讐計画
        広大なジャングルに放たれた“ターゲット”と
        完全武装した“ハンター”たち


ジャケットのオモテ面は、なかなか魅力的なイラスト。“動き”がある。トニを演じた女優さんの意志的な目を見事に表現していると思う。
けれど、このコピーは何だろ?
「逃げ切ってみせろ――」?
それほど緊迫した内容じゃなかったぞ。(笑)
「女たちの決死の逃亡を描くサバイバル・スリラー!」?
男の子もいたんですけど……。ってか、男3人、女2人。男の方が多いじゃん!
「“ハンティング・ゲーム”という名の復讐計画」
あー、計画が始まる前に、逃げられたじゃん。(笑)
「広大なジャングルに放たれた“ターゲット”」
“放たれた”んじゃなくて、マヌケなことに“逃げられた”だけじゃん。(笑)
「完全武装した“ハンター”たち」
完全武装? 銃1丁だったじゃん。
「いつ、どこから狙われているのかわからない」
いやいや、十分わかっていたと思うぞ。(笑)
ひどいコピーだ。(溜息)

【感  想】
「C.トーマス・ハウエルの熱演に拍手」

ビックリするぐらい真面目に撮られたスリラー映画だった。
『NAKED』シリーズを見慣れた目には、まるで文芸作品に見えた。(笑)

この監督さんに、“パンを盗んだロリコン男の自白”を感動のミュージカル大作に仕立て上げるような手腕があるとは思えないが、普通に映画を撮るスキルはあった。(笑)
この辺りは、凡庸なマンハンティングものとは、一線を画している。

ただ、他の作品のように、前置きもそこそこに“人間狩り”が始まることを予想していると、肩すかしをくらう。だいたい、マンハンティングものですらないのだから……。(笑)

スリラー映画としては、主要な登場人物の環境や相関関係を丁寧に描いており、なかなか引き込まれた。
ちょっとだけ『恐怖の岬(1962)』なんかを想起させた。そういう意味では、真面目なだけでなく、演出力のある監督さんなのだろう。(独自の美意識があるようだ)

妻を殺され、投獄された恨みを晴らそうとする男、コーディを演じるのは、C.トーマス・ハウエル。『ヒッチャー(1986)』から先、ロクな仕事をしていないイメージだったが、本作品はかなり熱演だった。久しぶりに、いい仕事をしたんじゃないかな。(ヒドイ言い方だ)
“機関車の運転手と無賃乗車の男の対決”を一級のエンターテイメントに引き上げるほどの圧倒的な存在感はなかったが、悪くない出来映えだった。

残念なのは、彼から恨まれる元警察官のデイブ役を演じたウィリアム・カットに出番が少なかったことだろう。ほとんど酔っ払っている役だった。(ジャン=マイケル・ヴィンセントから演技を教わった?)
デイブは、逃走中のコーディを追いかけ、誤って妊娠中の彼の妻を撃ってしまった過去を持つ。
もっとも、その事件がきっかけでアル中になったわけではない。娘が運転する車が事故って、妻を失ってしまったことが、原因らしい。そのため、この2人の間に濃密な時間が流れていたとは言い難い。片や刑務所で復讐の念を募らせ、片や飲んだくれていたのだから……。(笑)

それにしても、本作品のW.カットには、ビックリした。病み上がりのニック・ノルティかと思った。(笑)
『ビッグウェンズデー(1978)』の頃の面影は微塵もない。永遠の青春スターは、どこに行ったのだろう。ちょっと悲しかった。(悲)

前述した通り、脚本の失敗を幾つか指摘できる。コーディに追われ、サバイバルを余儀なくされた若者たちが中心だから仕方ないのかも知れないが、個人的には、元警察官の父親に頑張って貰って、がっぷりと四つに組んで、コーディと対決して欲しかった。

娘のトニを演じたのは、『ファイナル・ディスティネーション4/ファイナル・デッドサーキット3D(2009)』に出演していたヘイリー・ウエッブ。
母親を死なせてしまった自責の念を消化できずに苦しむ役を熱演していた。

タイトルやジャケットのイラストから判断すると、発売元としてはマンハンティングものとして売りたかったようだが、明らかにそれは間違いだろう。
もっと真面目なスリラー映画だし、このキャストなら映画ファンは、つい手に取ってしまうに違いない。正攻法で売って欲しかった。(笑)

オススメ!





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Last updated  2016.01.03 11:00:57
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