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2016.05.30
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0422 魔法使いの弟子

『0422 魔法使いの弟子』オモテ面

【スタッフ】
・監  督  ジョン・タートルトーブ
・製  作  ジェリー・ブラッカイマー
・脚  本  ダグ・ミロ
       カルロ・バーナード
       マット・ロペス
・製作総指揮 トッド・ガーナー
       ニコラス・ケイジ
       マイク・ステンソン
       チャド・オーマン

       バリー・ウォルドマン

【キャスト】
・バルサザール・ブレイク…ニコラス・ケイジ(大塚明夫)
・デイブ・スタットラー…ジェイ・バルチェル(山崎樹範)
・マクシム・ホルヴァート……
           アルフレッド・モリナ(石塚運昇)
・ベッキー・バーンズ……テリーサ・パーマー(佐古真弓)
・モルガナ・ル・フェイ/ヴェロニカ……
             モニカ・ベルッチ(五十嵐麗)

『0422 魔法使いの弟子』ウラ面

【仕  様】
・型  番  VWDP2409
・製作年度  2010年
・製 作 国  アメリカ

・収  録   109分(本編)
・音  声  1.英 語 (5.1ch ドルビーデジタル)
       2.日本語 (5.1ch ドルビーデジタル)
・字  幕  1.日本語字幕
       2.英語字幕

・サ イ ズ  16: 9 LB シネスコサイズ
・そ の 他  片面2層、MPEG 2、COLOR、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用
・発 売 元  ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
・字幕翻訳  石田泰子
・映像特典  1.メイキング・オブ・『魔法使いの弟子』
       2.未公開シーン:しつこい誘い
       3.ティモンとプンパァの
         ブルーレイ3D案内

【ジャケット】
・オモテ面:----
・ウラ面 :ニューヨーク魔法大戦争、勃発!

オモテ面は、ニコラス・ケイジ扮するバルサザールが振り返って、こちらを見ているイラストが中央に描かれている。両脇に描かれたスポーツカーは、本編中盤のカーチェイスから連想されたものだろう。これだけ見れば、N.ケイジが主人公みたいだ。(笑)
でも、それは少々無理があるんじゃないかなぁ。弟子の少年を語り部に、バルサザールの恋愛を描こうとするのが、本作品の狙いだったとすれば、ジョン・タートルトーブ監督は、とんだヘタクソだ。そんな仕上がりだった。(笑)
ウラ面のデザインも、ヘタクソだなぁ。(笑)
十分なスペースがあるのに、画像は 3枚だけ。然も、小さい。物語が伝わらないどころか、作品のテイストすら伝わらない。誰だ、こんなデザインをしたヤツは?

【感  想】
「魔法使いは何処に行った?」

いつの頃からか、“魔法使い”が魔法使いでなくなった、と私は感じている。
魔法使いだから何でも出来るってワケではなかろう。CGやVFXといった映像技術の進歩から、それこそ映画では何でも描けるようになった。しかし、そのおかげで、節操がなくなったように思う。(溜息)

本作品でも、魔法を使って鋼鉄の鷲に乗って空を飛んだり、“カメハメ波”みたいなのを発射したりする。楽しいイマジネーションの世界とはいえ、それって何か違わないか? 魔法って、そういうもの? ――と、思うのだ。(ホウキにまたがって空を飛ぶのも、かなり突飛だとは思うが……)

確かに、怪しげな呪文を使い、茨の塔でお姫様を 100年の眠りにつかせたのは、昔のことかも知れない。けれど、魔法使いが魔法使いであるのは、ひとの運命を操るところにある。カボチャを馬車に変えることと、ボロ車をスポーツカーに変えることとは、本質的に異なる。片や継母にイジメられる健気な娘の運命を切り拓く助けとなり、片や単なる追跡劇だ。古来、魔法使いはひとの運命を占い、時にそれを操って来た。だからこそ、畏れられた。イリュージョンではないのだ。
――そう、昨今の映画やTVドラマに登場する魔法使いは、私には派手なパフォーマンスで観客を騙すイリュージョニストにしか見えない。

本作品で一番気に入らなかったのは、分子がどうの、振動がどうの、と魔法について弁解めいた講釈をたれたことである。ふざけるな、である。魔法が夢ならば、そんな講釈は必要ない。夢がブチ壊れるだけではないか。
ジョン・タートルトーブ監督作品は概して幼稚だが、こういうバカさ加減は許し難い。まぁ、ジェリー・ブラッカイマーの製作で、監督がJ.タートルトーブのディズニー映画だから、予想していたけどね。(笑)

本作品の作りは『ナショナル・トレジャー』と、ほぼ同じで新鮮味は少ない。
CGやVFXも同様で、オリジナリティが感じられなかった。大金を注ぎ込んでいるのだろうが、どこかで観たような映像ばかり。もっと「この作品のために誰も見たことのない映像を作ろう」という姿勢がほしいものである。
スティーブン・スビルバーグにしても、ジョージ・ルーカスにしても、ジェームズ・キャメロンにしても、彼らが一流である由縁は、自分がほしい映像を撮るために、新たな技術を開発導入して来たことにある。そのためには何年でも待つ。
そんな天才たちの発明、発見の美味しい上澄みだけをちゃっかりいただいて自分の作品に用いるなど言語道断、先人たちへの冒涜に等しい。タートルトーブ監督は、そんな冒涜者の一人だと私は思っている。(笑)

だから、ニコラス・ケイジには、タートルトーブ監督作品には出て欲しくない。残念ながら役を選ばない彼はまた、監督とタッグを組んで出演。スタンドインが目立つので、そろそろアクションものは厳しくなって来ているのかも知れない。今回は助演だしね。

タイトル通り、主演は魔法使いの弟子。この青年のオタクぶりは面白かった。ただ、“ボーイ・ミーツ・ガール”の演出が冴えていないので、彼のダメ男ぶりが引き立っていない。ただのドタバタにしか見えなかったのは、残念。
相手役の女の子も瑞々しさが足りず、既に顔すら思い出せない。
主演の2人がこの有り様だから、誰が主役なのか分からない出来映えになってしまった。監督サンの配慮も足りなかったような気もする。
ディズニーにおもねるような掃除道具のダンスは興醒めだったし、続編を思わせるシーンも「あわよくば……」という下心がみえみえでよろしくない。最近は、どの作品もそういう傾向が強いが、潔いエンディングを観たいものである。

真面目に観る作品ではないので、家事をしながらチラチラ見る程度で十分でしょう。(笑)





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Last updated  2016.05.30 05:09:27
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