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2017.03.09
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0705 リクイッド・ウッズ/樹海

『0705 リクイッド・ウッズ/樹海』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・監督・脚本 アンディ・ミットン
       ジェシー・ホーランド
・製  作  エリック・ハンガーフォード
・編  集  ジャド・レズニック
       ジェシー・ホーランド
       アンディ・ミットン

【キャスト】
・マイケル・ラウノリ(春山壱樹)
・アネッサ・ラムジー(田辺乃ゾ美)

・キャシディ・フリーマン(木村純子)
     「ヤング・スーパーマン」
     「ヴァンパイア・ダイアリーズ(シーズン3)」
・クラーク・フリーマン(平本昌央)
・タラ・ジョルダーノ(佐藤まり)

『0705 リクイッド・ウッズ/樹海』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】
・型  番  LDRD-00015
・製作年度  2010年
・製 作 国  アメリカ
・原  題  YELLOW BRICK ROAD
・そ の 他  片面1層、カラー、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、

・発 売 元  株式会社トランスワールドアソシエイツ
       株式会社エルディ
・販 売 元  株式会社エルディ
・収  録  本編approx.100分
・サ イ ズ  16: 9 LB スクイーズ

       2.日本語吹替:2.0chステレオ
・字  幕  1.日本語字幕
・映像特典  オリジナル予告編

【ジャケット】
・オモテ面:森に、殺される――
・ウラ面 :脱出不可能な森に潜む
      恐怖を描いた
      戦慄の超常スリラー解禁
       “イエローブリックロード”と呼ばれる道…
       果たしてその先には一体何が!?
       「オズの魔法使い」をオマージュした謎と、
       衝撃的な展開が更に作品を盛り上げる!
      容赦無く襲いかかる超常現象と、
      脱出不可能な森に潜む正体不明の恐怖に
      心と体が崩壊する!
       アメリカホラー界、
       期待の新監督による衝撃作品
       ニューヨーク・ホラー・フィルム・
       フェスティバルにて
       ベスト・フィーチャー賞を受賞!

ジャケットをデザインしにくい作品なのは、確かだろう。
でも、この宣伝文句は、いただけない。“脱出不可能な森に潜む”と言う表現が2回、“恐怖”という言葉が2回、“超常”という言葉が2回、“衝撃”という言葉も2回。この狭いスペース、原稿用紙1枚にも満たない宣伝文句の中に、これだけ言葉が重複していると、貧困なボキャブラリィを指摘せざるを得ない。誰が書いたのかは知らないが、もっと勉強しなさい。(笑)

『0705 リクイッド・ウッズ/樹海』ピクチャディスク
※ピクチャディスク

【感  想】
「オズの魔法使い」

タイトルから推して『オズの魔法使い』からインスピレーションを得ていることが分かる。ただ、こねくり回し過ぎたのか、発想に無理があったのか、ほぼ意味不明のままエンディングを迎える。ここまで来ると、自己満足と言われても仕方ないかも知れない。映画が娯楽である以上、より多くの観客に理解して貰えるよう努力をすべきだろう。自分だけ分かっていても意味はないのだ。(溜息)

――1940年、ニューハンプシャー州フライヤー。秋の或る日、全住民5百数十名が北に向かって森の中に入って行き、帰って来なかった。捜索隊は、森の中で凍死や惨殺された遺体を見つけるが、ほとんどの住民は行方不明になってしまう。そして、何故か“YELLOW BRICK ROAD”と記された道標が、森の奥に残されていた。やがて、この事件は忘れ去られ、いつしか伝説となった。
2010年、この伝説について本を書こうと取材を始めたテディ・バーンズは、公開された情報をもとに協力者を募って実踏する計画を立てる。「伝説を歴史に変えるんだ」という思いが、チームを恐怖のドン底に突き落とすことになる。
……というお話し。

よく出来た作品だとは思う。情景描写も凝っているし、役者さんへの指導も行き届いている。演出力もある。
それに、六分儀を使って測量したり、数値を記録したりする場面があり、なかなか本格的だ。何のリサーチもしないZ級映画とは、制作に対する心構えが根本的に違う。その辺りは、高く評価されるべきだと思う。

ただ、観客が置き去りになっている点は、大きなマイナスだろう。もしかしたら、ちゃんと解釈が成り立つように作られている可能性もあるが……。(苦笑)
謎が謎を呼び、広げたフロシキが畳めなくなって『シャイニング』のマネをしてお茶を濁したようにしか私には見えなかった。

胡散臭い役所の窓口で資料を受け取るシーンから物語は始まる。ここで受け取る資料の一部が、プレオープニングの静止画や事情聴取の記録テープだろう。薄汚れたガラス越しの遣り取りや慇懃無礼なセリフは、如何にもホラー映画っぽい。けれど、この辺りはミスリードだろうから、おそらく関係ない。(笑)

出発点の座標に行ってみると、そこは映画館で、主人公(?)のテディ・バーンズは、映写技師のリブと出会う。
映写室で見つけたのは、『オズの魔法使い』のフィルム。1939年の作品で、主演はジュディ・ガーランド、監督はビクター・フレミングだった。一緒に見つけたのは、『風と共に去りぬ』のオリジナル・プリント。やはり、同じ年、同じ監督の作品だ。フライヤーの町は1940年から変わっていないかのような演出だ。
そして、リブの案内で“YELLOW BRICK ROAD”の道標から出発することになる。

リーダーであるテディ・バーンズは、本を書くために今回の実踏を計画するが、メモをとるでもなくカメラで写真ばかり撮っている。彼は、『オズの魔法使い』の原作者フランク・ボームか?

テディの妻メリッサも、共同著者として参加。感情にムラがあり、ツンデレタイプ。個人的には苦手なタイプだ。(笑)

バーンズ夫妻のインターンと自己紹介したジルは、一番古い記憶が「黄色いレンガ道の入り口に立っていたこと」と言ったらしい。彼女がドロシーだろうか。わからん。

地図担当のエリンとダリルは、姉と弟。演じた役者さん自身も姉と弟。本作品の製作にも携わっている。結局、ダリルは“中心地”を見つけたのか分からないまま終わる。

案内人であるサイは、ウソっぽい雰囲気が常につきまとっていた。一番ヘタな役者さんが演じていた。(笑)

映写技師のリブは、町を出たくて同行するが、中盤まではマトモな反応の人間だった。ところが、サイと行動するようになってからはジャンキー状態。何だろう、悪い魔女か?

バーンズ夫妻の親友でドクターのウォルターは、勇気のないライオンだろうか?

ほかにも、「ダイナーで出て来たパンケーキにのっていたのは、“悪いイチゴ”だろうか?」とか、いろいろ考えてしまった。(笑)
終盤からエンディングまでの表現には納得できないところもあるが、“頭を使う”という点では、昨今では珍しい作品と言えるだろう。好感が持てる。(モヤモヤも残る)

『オズの魔法使い』は、ずいぶんと観ていないので「いま一度観なければ……」と思った次第。(笑)
まぁ、触発されるものがあることは確かだから、その一点だけでも、本作品を観る価値があるかも知れない。

オススメ!





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Last updated  2017.03.09 06:53:53
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