B級映画ジャケット美術館

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2017.03.24
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0720 そのネズミ、凶暴につき

『0720 そのネズミ、凶暴につき』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・監  督  ジョーダン・バーカー『レイクサイド』
・脚  本  マイケル・フォスター
・プロデューサー ボルガ・ドーター
       ジョーダン・バーカー
・製作総指揮 フリオ・フェルナンデス
          『マシニスト』『●REC/レック』
       カルロ・フェルナンデス
       アドリア・モネ



・ロビン・ダン『サンクチュアリ』
・ピーター・ダクーニャ
・スティーヴン・マクハティ
         『ヒストリー・オブ・バイオレンス』

『0720 そのネズミ、凶暴につき』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】
・型  番  AMAD208
・製作年度  2013年
・製 作 国  
・原  題  TORMENT
・そ の 他  片面1層、MPEG-2、COLOR、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本市場向、DVD、レンタル専用

・販  売  アムモ98
・収  録  本編 80分+新作情報
・サ イ ズ  16: 9 LB
・音  声  1.英語 5.1chサラウンド
・字  幕  1.日本語字幕

【ジャケット】

・ウラ面 :『REC/レック』のプロデューサーが仕掛ける、
      戦慄の猟奇ホラー!
        拉致、監禁、拷問、殺戮…。
        ありとあらゆる恐怖が家族を襲う!
        果たして彼らは、生きてここから
        脱出することができるのか!?

ヌイグルミの頭部が大写しになっている。ジャケットのオモテ面としては大胆でインパクトがある。作品に対する自信のほどがうかがえる。リリースする側としては、お気に入りだったのだろう。こういうところは、好きだ。(笑)
ウラ面のデザインも暗めで、禍々しさが伝わって来る。本編は、こんなに禍々しくなく、ちょっとライトなテイストだ。もし、ジャケットを見て躊躇っている人がいたら、観ても大丈夫。(笑)
そんなにヒドイ作品ではない。オススメはしませんけどね。

『0720 そのネズミ、凶暴につき』ピクチャディスク
※ピクチャディスク

【感  想】
「古典的なホラー映画」

意外と面白い作品だった。古典的とも言えるフォーマットを用いたホラー映画。目新しさはないが、押さえるべきところを押さえている。ただ、残酷描写は控えめで、多くのホラー映画ファンには物足りないだろう。

――サラ・モーガンは、夫のコーリーと義理の息子リアムと一緒に森の中の別荘に遣って来る。亡くなった実の母親が忘れられず、新しい母になつかないリアムとの関係を改善するためだ。
ところが、別荘に着いてみると何者かが侵入し、荒らされていた。どうやら留守の間に暮らしていたらしい。
警察は見回りを強化すると言っていたが、どうにも気味が悪い。それに、リアムは亡くなった母親の遺品に執着して、ますますサラを遠ざけるようになっていた。
その夜、不審な物音に目を覚ましたサラは、リアムのベッドが空になっていることに気づく。必死で息子を探すサラとコーリーの前に、ぬいぐるみの頭部をかぶった男が姿を現す。
……というお話し。

登場人物が少ないので、なかなか犠牲者が出ない。(笑) オープニングこそ快調な滑り出しだったが、以降は“控え目”になる。その辺は『13日の金曜日』のようなボディカウント・ムービーとは毛色が違う。

主人公のサラ・モーガンを演じるのは、キャサリン・イザベル。「随分と歳の離れた夫婦だな。いいなぁ」と思っていたが、意外や彼女自身いいお歳でした。(笑)
TVドラマ『SUPERNATURAL(07)』の第2シーズンにエバ役で2話出演している。第10話「悪魔の計画」と第21話「選ばれし者たち(前編)」だ。
調べたら1981年生まれなので、本作品(2013年)の撮影当時は三十路だったことになる。そんな風には見えない。(笑)
実のところ、彼女が出演していなかったら、本作品は観なかっただろう。

コーリー役を演じるのは、ロビン・ダン。TVシリーズで当たり役もあるようだが、個人的にはB級映画専門の役者さんといったイメージ。(笑)
『クルーエル・インテンション2』や『スピーシーズ3』、『ディープ・インパクト2016』といったフィルモグラフィを見ると、B級の中でも更に続編ばかり。(苦笑)
端正な顔立ちをしているが、没個性なんだろうなぁ。何となく彼のポジションが分かった。

ほかの役者さんは知らない方ばかりだった。カナダの作品ということもあるが、殺人鬼が皆、ネズミだのウサギだのサルだのと、ぬいぐるみの頭部をかぶっているので何が何やら分からないこともある。薄汚れた衣装なので、性別年齢すらおぼつなかい。

確かに、殺人鬼(?)がぬいぐるみの頭部をかぶって登場するのは、いいアイデアだとは思う。けれど、撮り方がヘタなのか、役者さんへの演技指導がダメなのか、マスクが汚れているせいなのか、見分けがつかなかった。せめて、識別できるように描いて欲しかったと思う。
或いは、思い切り分かり易いようにアニメのキャラにしてみるのも手だな。“ミッキーマ○ス”とか“おさるのジョ○ジ”とか……。ウサギはやっぱり“プレイボーイバニー”でしょ。一気に華やかで陽気なホラー映画になるな。(笑)

本作品に登場するのは、『クライモリ』や『悪魔のいけにえ』シリーズに代表される殺人鬼一家だ。彼らは、歪んだ愛情から隣近所の家を襲い、“家族”を増やそうとする。この点は、興味深かった。
家庭内のコミュニケーション不全が常態化している現代、人を殺してでも家族を増やそうとする意思は、或る意味、スゴイことかも知れない。

演出にメリハリが足りないので薄味の仕上がりだが、まずまずの作品でしょう。
もっとも、私は“関東の人間”なので、オススメは致しましたけどね。(醤油味でないと……)





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Last updated  2017.03.24 06:53:44
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